ベランダの防水は必要?役割や工事のタイミングをご紹介
2022年11月16日 公開
今回は、ベランダ防水の必要性・防水工事のタイミングについて
お話ししたいと思います。
■ベランダ防水の主な役割
ベランダは屋外に設置されていますので、
雨が吹き込んだり、砂やホコリなどで汚れが溜まっていきます。
ベランダの床部分は、直接水が触れる場所でもあるので
防水をしていないと雨水が染み込み
それを放置してしまうと、
屋内にまで雨水が侵入してしまいます。
吹き込んだ雨水はドレンで排水されますが、
こまめに掃除をする必要があります。
ドレンは水抜きのために設置されている装置ですが、
落ち葉やゴミなどが詰まると、排水が出来なくなり、
最悪の場合、床に水が溜まって部屋の中にまで浸水する恐れがあります。
このように雨水が部屋の中にまで侵入してしまうのを防ぐためにも
ベランダは防水しておかなけらばならないのです。
■ベランダ防水の劣化にご注意
ベランダの防水工事をしていても、
雨風や紫外線の影響で、次第に摩耗し防水性が低下していきます。
先述したように、防水の役割が果たせなくなるまで、
防水の性能が低下してしまうと、
屋内に雨水を侵入させてしまう恐れがあります。
お住まいを雨水から守るためには、
ベランダの防水性を維持していくことが必要です。
■劣化症状をお見逃しなく!
では、ベランダの防水工事を行うにはいつが良いのでしょうか??
工事を行うサインのひとつに以下の「劣化現象」がありますので、
みていきましょう。
・防水塗装の剥がれ
ウレタン防水やFRP防水で施工されているベランダは、
経年劣化によっても防水塗装が剥がれてきますので、メンテナンスが必要です。
・雨漏り
雨漏りの症状がすでに起きている場合は、屋内の被害が大きいため、
そうなる前にメンテナンスをしておくと良いでしょう。
雨漏りはいろいろなところから発生する恐れがありますので、
下記のような劣化症状が見られたら、注意してくださいね。
・コケやカビ、汚れの付着
・ドレンのつまり
・手すりや笠木部分のコーキングの劣化
・手すりや笠木部分のパッキンの劣化
・手すりや笠木部分の鉄部のサビ
その他にも雨漏りの要因となる症状があり、
目視では確認できないこともあります。
ベランダの天井や壁、
窓枠の水シミやカビの発生など、、、
上記のような症状が出ていた場合は、
雨水が屋内に侵入している可能性がありますので、
一度専門業者へ点検を依頼することをお勧めしております。
ベランダ防水の工事は、単体でもできる工事ですが、
外壁塗装と一緒に行うと効率よく工事ができるという利点があります。
別々にメンテナンスをすると時期がずれてしまうので、
工事回数も増えてしまいます。
メンテナンスを行った時期が外壁もベランダ防水も一緒なら、
劣化速度も大体同じになることが多いので、
次回のメンテナンスも同じタイミングで行うことができますよ💡
何回も工事をするよりは負担が少ないので、
ぜひご参考にされてみてくださいね