ピンホールは施工不良?原因や対策を解説 l塗り達
2023年1月15日 公開
外壁塗装におけるピンホールとは、針でついたほどの小さな穴が塗装面にできているもので、施工不良の1つです。
1つ2つのピンホールは自然とできる場合もあり問題ありませんが、密集していたり、数が多い場合は美観性も損なわれる上、耐久性も下がるため補修が必要です。
この記事では、ピンホールができる原因や対策について解説しています。
ピンホールがあると起こるデメリット
ピンホールがあると、見た目が悪いだけでなく、外壁の耐久性が下がってしまいます。
その理由は、水分です。
たくさんのピンホールが集中してある場合、水分が塗膜の内側へ入り込みやすくなります。
内部にたまった水が、気温が下がって凍ると膨張し、その力で内側から塗膜を傷つけてしまうのです。
ピンホールができる原因
①施工時の天候条件
塗装の際には、塗料の密着力が低下するため、気温が5度以上必要と決められています。
この条件を守らずに施工してしまうと、塗料が外壁に密着せず硬化するときに、間に空気が入ってしまいピンホールの原因となります。
②下塗り・中塗りの乾燥が不十分だった
上塗材の前の工程で、乾燥時間が不十分だった場合、水分が残った状態になります。
上塗りのあと、下塗りや中塗りの水分が乾燥してくるとピンホールができることがあります。
③塗料の希釈が適切でなかった
塗料には決まった希釈率があります。定められた量を守らないと、薄すぎたり濃すぎる塗料となり、いずれの場合も密着率が悪くなりピンホールの原因となります。
ピンホールができないようにするためには
ピンホールができる原因のほとんどは、決められた希釈率や乾燥時間を守っていないなど施工不良が原因で起こります。
そのため、基本的な施工時の決まりを守るということがとても重要になります。
ピンホールは、塗装完了後1周間から10日ほどで現れることが多いです。
ピンホールに気づいたら自分で穴を埋めたりせずに、まずは施工業者に確認してもらうことをおすすめします。
また、施工に対して保証があるかどうかも事前に確認しておきたいポイントです。
安い値段で請け負い手抜き工事をする業者ではなく、塗装の基本を守り、誠実な施工をしてくれるプロの業者に任せましょう。