塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

外壁塗装は2度回塗り?3回塗り?手抜き工事にあわないために l塗り達

2023年5月24日 公開

外壁塗装では、塗料を何度か重ねて塗ることをご存知ですか?

塗る回数にも、それぞれの塗る工程にも意味があります!

今回は、外壁塗装のよく言われる2回塗り・3回塗りについての正しい知識をまとめました。

これから外壁塗装を検討される方はぜひ最後までご覧ください。

 

外壁塗装は何回塗りが正しいの?

外壁塗装には、塗料を塗ることを含めて、いくつかの工程に分かれています。

実際の施工事例を見ながら、塗装の回数を確認していきましょう。

①高圧洗浄

圧力の高い水で、外壁の汚れや、古い塗膜を落としていきます。

 

下塗り

下塗りは、下塗り材を使って外壁を補強したり、この上に塗る上塗り材との密着性を高めたりする働きがあります。

下塗りが塗りの「1回目」です。

中塗り(上塗り1回目)

中塗りは、上塗り1回目とも呼ばれます。ここから上塗り材(トップコート)を使って塗装をしていきます。

お客様が選んだグレードの塗料で、お好きな色を塗っていきます。

中塗りが塗装の「2回目」となります。

上塗り(上塗り2回目)

⑤施工完了!

最後に中塗りと同じ塗料を重ねて、上塗り2回目です。

2回重ねて塗ることで、均一な塗膜を作り、色むらをなくします。

ここまでで塗装は「3回」となりました。

施工完了です。きれいに仕上がりましたね。

 

以上で、外壁塗装の工程は完了です。
塗装は3回塗りでした。

外壁塗装においては、上記のような工程で3回塗りが一般的です。

 

すべての工事で3回塗りが正しいわけではない

しかし、外壁の傷み具合や、仕上がり、特別な補修が必要な場合など、
4回塗り・5回塗り となることもあります。

上塗りは基本的に2回重ね塗りを行いますが、目地だけ色を変えたいなどの場合は2色を2回ずつ塗るので、上塗りだけで4回塗りとなります。

また、下地調整が必要な場合やマスチック仕上等の場合は、下塗りの工程が増えます。

また、最近塗料の性能も進化しており、下塗り材不要のものや、上塗りが1度塗りでいいなどのものも発売されているようです。

塗料の性能は向こう数十年の経過を経て初めて本当のところが変わるので、安易に飛びつかず耐久性が保証されている塗料を選びましょう。詳しくはスタッフにご相談ください。

 

3回塗りを減らしてはダメ?

標準で3回塗りが基本ですが、減らすとどうなるのでしょうか?

①密着が悪くなる。すぐ剥がれる(施工不良)

例えば下塗りの工程を省いてしまうと、上塗り材が外壁にうまく密着せず1~2年ではがれてきてしまうということが起きます。

②耐久性が下がる

上塗り材に関しては、2回塗りが推奨されている塗料を1回しか塗っていない場合、塗膜が十分に形成されず耐久性が下がる恐れがあります。10年持つといわれて工事したのに、半分しかもたなかったといった施工不良につながってしまいます。

必要な工程を省くと、施工不良の原因となります。外壁工事の耐久性や品質を守るためにも、既定の塗装回数は必ず守必要があるでしょう。

施工不良にならないために

外壁塗装工事においては、守らなくてはいけない工程がいくつかあります。それらにはすべて意味があり、正しい塗装をすることで耐久性が保証されます。

優良な業者であれば、プロとして、塗装回数に関する知識や耐久性を保証するために守らなくてはいけないことが十分にわかっています。

それでは施工不良にならないためにはどうすればよいのでしょうか?

塗装回数を減らす業者に注意

塗装工事には、手間賃のほかに塗料代金もかかります。

安価な工事を提供するために、必要な工程を省く、本来塗らなくてはいけない塗料を塗らないなど、塗装の回数を減らしてしまう業者も残念ながら存在します。

工事が終わってしまえば、きれいに色も仕上がっており、下塗りや中塗りが省かれていてもほとんど気づくことができません。

そのため、必要な工程がきちんと守られているかどうかは、工事中にしか確認ができないのです。

相場よりも安い工事金額を提示している業者は、何か理由があるはずと疑い、何回塗りをするのか確認してみましょう。

またこれまでの施工実績などの口コミが確認できる場合は、事前にリサーチしておくのもよいでしょう。

 

塗り達では工事写真をお渡ししています

塗り達では、各工程を写真に収め、工事写真帳として完了後にお渡ししています。

必要な工程を行っていることをご確認いただけるほか、塗装前のご自宅の写真も残しているので良い記念になると大変ご好評をいただいています。

正しい塗装工事で、満足の仕上がりをご希望なら、ぜひ塗り達へご相談ください。

 

 

2025年11月1日 更新!

屋根塗装はローンが組める?ローンで支払う場合のポイントと注意点を解説

2025年11月1日 公開 屋根塗装は適切な時期に行うことで雨漏りを防ぎ、お家の資産価値や耐久性を維持することができます。 しかし工事には高額な費用がかかります。予算の関係上躊躇してしまう方も多いかもしれません。 そんな時に使える方法の1つがローンによる支払です。 本記事では屋根塗装をローンで支払う場合のポイントや注意点をご紹介しています。予算でお悩みのかたは参考になさってください。 目次屋根塗装でローンが組める?屋根塗装でローン支払いをする場合の注意点ローン契約には審査がある施工店と契約前にローンの審査をする後から追加になった工事は、再度ローンの審査が必要塗り達はローン支払いの取り扱いがございます 屋根塗装でローンが組める? 屋根塗装の支払いはローンを組むことが可能です。 塗装工事ならリフォームローンを組む方が多いでしょう。支払をローンにする場合、ローンの契約はお客様とローン会社の間で締結されます。 戸建て住宅の屋根塗装など請負工事の支払いは、基本的には工事完了後に一括であることが多いです。マンションやビルなど工事金額が高額になると頭金の支払いなどを求められることがあります。 工事完了後にローン会社より施工店に一括で支払われ、お客様はローン会社へ分割して代金を支払っていくことになります。 屋根塗装でローン支払いをする場合の注意点 屋根塗装工事でローン支払いをする場合の注意点は次の3点です。 ローン契約には審査がある ローン契約をするためには、ローン会社の審査があります。 信用情報や支払い能力、何のためにローンを組むのか(工事内容)、金額など各種資料の提出が必要です。 リフォームローンは目的が決まっているローンなのでフリーローンより金利を低く抑えることができる点がメリットです。反面フリーローンよりも審査が厳しいため、様々な条件で審査が通らないケースもあります。 施工店と契約前にローンの審査をする ローンの審査は工事開始前に行います。 そのため、施工店と契約前に申し込みおよび審査を進めることになります。 工事が始まってから、または工事が終ってからローン支払いにしたいという希望を伝えても遅すぎるので、施工店と契約前の段階で支払いはローン希望ということを伝えて書類を準備しましょう。 後から追加になった工事は、再度ローンの審査が必要 ローンは、見積書に従って「この工事内容で○○○円を貸します」という契約を結びます。 そのため一度審査に通った後、再度見積もりして金額が変更になったり工事が追加になっても、自動的にローンで支払いできる金額が増えるわけではないので注意しましょう。追加金額もローン支払い希望の場合は再度審査が必要です。 塗り達はローン支払いの取り扱いがございます 屋根塗装は適切な時期に行うことが重要です。予算がないからといって先延ばしにすると大規模修繕になってしまう可能性もあり、さらに高額な費用が必要になるでしょう。 屋根塗装の支払いをローンにする場合は、工事開始前に審査をする必要があるので、契約前に施工店に希望を伝えましょう。 塗り達ではリフォームローンの取り扱い実績がございます。お気軽にご相談ください!

MORE

2025年10月31日 更新!

屋根塗装で使うマイティシリコンとは?特徴や施工方法を解説

2025年10月31日 公開 屋根塗装で使うマイティシリコンは、乾式コンクリート瓦専用の塗料です。 マイティシリコンの特徴やメリットを知ることで、乾式コンクリート瓦のメンテナンスを高品質なものにできます。 今回はマイティシリコンについてご紹介します。 目次マイティシリコンとはマイティシリコンの施工事例施工前高圧洗浄マイティシリコン1回目マイティシリコン2回目乾式コンクリート瓦のメンテナンスは塗り達におまかせ! マイティシリコンとは マイティシリコンは、オリエンタル塗装工業の乾式コンクリート瓦専用の塗料です。 ▶オリエンタル塗装工業 マイティシリコン 製品情報 乾式コンクリート瓦とは、セメント・水・砂などを混ぜ合わせ、圧縮して乾燥させて作る屋根材です。 コンクリートなので防水性がなく、表面はスラリー層という着色料とセメントを混ぜたもので塗装されています。 乾式コンクリート瓦は洋瓦とも呼ばれ、1970~80年代に人気があったモニエル瓦がなどが有名です。 マイティシリコンは、スラリー層で着色される乾式コンクリート瓦専用の屋根塗料です。メーカーからも塗り替え推奨塗料として認定を受けていた実績の高い塗料です。 基本的に下塗りが不要で、スラリー層をしっかりと除去した後に塗装します。グレードとしてシリコン塗料となっており、弱溶剤の環境にやさしい塗料です。耐久年数は8~10年です。   マイティシリコンの施工事例 マイティシリコンは乾式コンクリート瓦専用の塗料です。 モニエル瓦の施工事例をご紹介します。 施工前 表面の塗膜が劣化した状態ですが、屋根材はまだまだ使用できます。 高圧洗浄 モニエル瓦の着色スラリー層は、塗装前に完全に除去する必要があります。 通常の高圧洗浄機ではなくトルネードと呼ばれる水が渦巻状にでる高圧洗浄機のノズルを使って洗浄します。 マイティシリコン1回目 マイティシリコンは基本下塗りが不要です。今回は吹付にて塗装を行っていますがローラ―塗装も可能です。 マイティシリコン2回目 マイティシリコン2回目です。乾式コンクリート瓦は防水性に乏しいのでしっかり塗膜の厚みを付けて塗装します。   乾式コンクリート瓦のメンテナンスは塗り達におまかせ! 乾式コンクリート瓦は、スラリー層の完全除去と屋根材に合った塗料を使ったメンテナンス方法が必須です。 耐久性の高いメンテナンス工事なら塗り達にお任せください! 乾式コンクリート瓦の塗装工事も承っております。お気軽にご連絡ください。    

MORE

2025年10月30日 更新!

外壁の隙間は塗装で埋める?サイディングボードの施工について

2025年10月30日 公開 サイディングボードはデザインが豊富で人気のある外壁材です。 決まった大きさのボードを貼り合わせて施工するので、ボードとボードの間には隙間があり目地はシーリング材で埋めています。 このボードの隙間の縦のラインと、もう1つ横のライン隙間があるのをご存知ですか? 実は、横ラインの細い隙間は、塗装では埋めない、開けたままにしておくべき隙間なんです。 隙間を塗装しない理由 サイディングボードは気密性が高く隙間を埋めてしまうと、通気が取れなくなり内部で湿気が溜まります。 内側に湿気が溜まり続けると、雨漏りしているような湿度の高い状態になり、塗膜が内側からはがれたり、外壁材が膨張して浮いてきてしまったりする原因になります。 塗り忘れているようにもみえるこの隙間は、実はあけておいて正解な隙間なんです。 また構造上、この隙間からは雨が入り込まないようになっていますのでご安心ください。 シーリングを打っている縦のラインは幅が広く、劣化で隙間生じたままになると雨漏りの原因となりますのでメンテンナンスが必要です。 サイディングボードの塗装工事なら塗り達にお任せ下さい!      

MORE