濡れ縁とは?ウッドデッキとはどう違う? l塗り達
2023年6月3日 公開
この記事では、濡れ縁について解説しています。
濡れ縁とは、雨ざらしの屋根がない縁側のことを言います。

そもそも縁側とは?
そもそも縁側は、室内と屋外の間に通路のようにある場所で、伝統的な日本家屋ならではの家の構造です。

濡れ縁は、縁側の1つで、屋根がなく雨でぬれることから「濡れ縁」と呼ばれるようになったといわれています。
室内の床と庭の地面には高低差があるため、この二つの空間の間にある濡れ縁は、室内から庭へ降りるための踏み台としても使われます。
古くは、天然の木材を使用していましたが、現在は手軽に設置できるアルミ製や耐久性の高い樹脂製のものも使われています。
天然木の場合は、木材を腐敗から守るために定期的にメンテナンスをする必要があります。
アルミ製の場合は、塗装することができないため汚れを落とし清潔に保つようにします。
樹脂製の場合は、熱によわいですが、腐敗することがなく一般的に耐久性の高い素材のため、物理的な衝撃などに気を付けて汚れたら中性洗剤で優しく洗い流すようにします。
ウッドデッキとの違い
ウッドデッキも、庭の地面よりも高くした場所に設置された木製のテラスのことを言います。
本来は木製のテラスを指す言葉ですが、樹脂製の人口木ウッドデッキもメンテナンスが楽なために人気があります。
濡れ縁や縁側と同じように、室内と屋外とつなぐような場所に設置されることが多いので用途はよく似ているといえます。
基本的に日本家屋にあるものが「濡れ縁」、洋風家屋にあるものが「ウッドデッキ」と言って間違いはないでしょう。
大きさは、濡れ縁が90~120センチと横に長く、ウッドデッキの場合は180センチが標準的な長さになっています。
またウッドデッキの場合、長方形に設置したり、庭いっぱいに広げてアウトドアリビングのように使用する、住宅以外では桟橋などに歩行の目的で設置されることもあるので、設置場所や目的にも違いがあるといえるでしょう。
木部のメンテナンスについてはこちらもご覧ください。










