外壁塗装で使う塗料の1液型、2液型ってなに?l塗り達
2023年6月6日 公開
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この記事では、塗料の1液型・2液型について解説しています。
外壁塗装で使う塗料は、配合される成分、性能、水性か油性か、グレードなどによっていろいろな分け方があります。
その中でも、1液型・2液型 と呼ばれる分け方があります。
1液型
1液型とは、1つ缶に入っている液代だけで塗料として使える塗料のことです。
塗料缶は1つで、そこに水かシンナーを混ぜて(希釈して)使用します。
2液型
2液型は、主剤と硬化剤に分かれており、あらかじめ別々の缶に入っている2缶を使用直前に混ぜて使います。
そこからさらに水かシンナーで希釈して塗料として塗装することができます。
元は2液型しかなかった
元々は塗料はすべて2液型で、主剤(塗料)と硬化剤に分かれていました。
しかし、2液型の塗料は、混ぜた直後からどんどん固くなっていき最終的にはカチカチに固まってしまうため、扱いが難しく、あらかじめ作り置きしておくということができませんでした。
その日に使う分以上に作りすぎると余って固まってしまう、足りなくなるとまた混合率を気にしながら混ぜて作らなくてはいけない
というように手間が非常にかかるため、1液型が開発された という経緯があります。
2液型のメリット・デメリット
2液型の塗料のメリットは
・耐久性が高い
・いろんな場所に使える
・混ぜる前は保管がしやすい
という点でしょう。
特に耐用年数は、同じグレードの1液型よりも約3年も長いというデータがあります。
デメリットとして
・比較的高い
・手間がかかる
・使い切らなくてはいけない
などがあげられます。
お客様にとっては作業の手間はあまり感じないかもしれませんが、工期が幾分が長くなることがある点がデメリットといえます。
また、費用が1液型より掛かってしまうので、予算重視の方は塗料の種類で費用を抑えられることを覚えておくとよいでしょう。
1液型のメリット・デメリット
1液型のメリットは
・価格が比較的安い
・余っても使い切らずまた使える
・混合、撹拌の手間がない
という点でしょう。
デメリットとして
・耐久性が比較的低い
・塗装できる素材が限られる
という点があげられます。
耐久性は、シリコンかフッ素かといったグレードによっても違いますので、一概に1液型のほうが耐久性が低いとも言えませんが、安価な分2液型よりは耐久性が低いと考えておきましょう。
作業の手間は、塗装業者が工事を行う場合はお客様にはあまり関係がないかもしれませんが、
「普通にもてばいいので少しでも安くしたい」
という場合は1液型のほうがいいかもしれません。
塗装業者に相談しましょう
塗装業者に工事を任せる場合は、基本的に1液型がいいか2液型がいいかということをお客様に聞くケースは少ないはずです。
それよりも、塗料のグレードや性能、色といったものからご希望に合う塗料を業者がチョイスし提案するということが多いでしょう。
ただし、上記の説明のように価格や耐久性に多少の差はあるため、希望がある場合は業者にどちらの塗料になるのか確認してもいいでしょう。
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