高圧洗浄の1つバイオ洗浄とは? 高圧洗浄との違い l塗り達
2023年7月22日 公開
外壁塗装工事では、塗装前の高圧洗浄がとっても大切です。
ここを手抜きせずきちんと行っていないと、塗膜がすぐにはがれる施工不良の原因となってしまいます。
高圧洗浄には、薬剤を使ったバイオ洗浄というものもあります。
本日はバイオ洗浄について解説していきます。
バイオ洗浄とは
高圧洗浄の1つバイオ洗浄とは、洗浄する際に使用する水に薬剤を混ぜて洗浄する方法の事です。
高圧洗浄は、水圧の強さで汚れを落としていますが、成分としては水だけです。
バイオ洗浄は、水圧+薬剤 で強力な洗浄力を発揮することができる方法なのです。
使用するケース
バイオ洗浄は、コケ・カビなど菌によって繁殖している汚れを落とす場合に使います。
砂やほこりが固まっているだけの汚れなら、水圧だけで十分に落ちますが、カビやコケなど菌が根を張っているようなケースでは、バイオ洗浄のほうがきれいになります。
汚れをしっかり落とすことのメリット
下塗り前に、古い塗膜や汚れをしっかりと落としていると、下塗り材の密着がよくなり、塗膜の耐久性がアップします。
また、汚れを落としきらないとわからなかったひび割れやかけに気づくこともできます。
クラック(ひび割れ)を補修せずそのまま塗装に入ってしまうと、やはり耐久性が下がるため、補修しなくてはいけない傷に気づくことができる点もメリットといえるでしょう。
また、高圧洗浄機の水圧は、家庭用の高圧洗浄機より威力が強く、柔らかい素材やへこみやすい素材などは水圧だけで傷んでしまうことも。
カビやコケをしっかりとろうと水圧をどんどん上げると、外壁や屋根を痛めてしまうこともなりかねません。
そういう場合には、高圧洗浄時に薬剤を混ぜて使うのバイオ洗浄を選択し、外壁を痛めないようにきれいにします。
納得の施工は高圧洗浄から
高圧洗浄もただやみくもに水をあてればいいというものではなく、水圧や角度を調整しながら、外壁を痛めないように配慮して作業をすることが大切です。
高圧洗浄でしっかりと汚れを落とすことが、塗膜の耐久性につながります。