庇はどの部分?屋根や軒との違いとは l塗り達
2023年8月13日 公開
この記事では、庇について解説しています。
庇(ひさし)は、建物の開口部に付けられた小型の屋根のことです。
戸建て住宅では、玄関、勝手口、窓などの上によく付けられます。
 
庇の役割
庇の役割は、日差しや雨風から建物や、建物の中を守ることです。
雨が降っているときに窓を開けると、上からの雨が直接室内に入り込んでしまいますが、庇があれば傘のようになり雨が室内へ入り込むのを防いでくれます。
また、デザイン性を持たせるために付けられることもあります。
屋根、軒の違い
役割の観点からすると、庇と屋根は大変似ていることに気づきます。
屋根との違いは、「構造物であるかどうか」です。
屋根は、建物の最上面にあり構造物です。家全体を雨風から守っているという点では庇と同じです。
 構造物であるため、耐震性が要求されます。
庇は、構造物ではなく「付帯部」となるため、地震にそこまで強く作られていません。
ある程度の耐久性はありますが、後付けできるようなタイプの庇もあり、屋根ほどの強度はないと考えましょう。
軒は、屋根が建物よりも外側にせり出した部分のことで、その下を「軒下」とも言います。

庇のメンテナンス
庇は、アルミなどで後からつけているタイプのものもあれば、木材で下地を作りその上に屋根材を葺いているものもあります。
金属板が使われている場合は、サビがでるので、さび止めを使用した塗装によるメンテナンスがおすすめです。

 








