外壁にぶつぶつ?ピンホールができる理由 l塗り達
2023年9月12日 公開
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外壁に無数のぶつぶつが・・・これはいったい何?
せっかく外壁塗装をしたのに、ぶつぶつと今までなかったものができていたら大丈夫なのか心配になってしまいますよね。
このぶつぶつの正体は「ピンホール」と呼ばれるもの。
ピンホールは、見過ごさず気を付けなくてはいけない場合もあります。今回はピンホールについて解説します。
目次
ピンホールとは
ピンホールとは、塗膜が気泡によって劣化しているもので、ピン(針)の先で開けたほどの小さな穴(ホール)の様なのでこのように呼ばれています。
外側から針で刺して穴をあけたわけではなく、内側からの力によってあいているのが特徴です。
ピンホールは、経年劣化の1つでもあり、年月が経つにつれて1つ2つ外壁に現れることもあります。
但し、施工後すぐに発生していたり、狭い範囲にたくさん集中していある場合は、施工不良も疑われます。
ピンホールができる原因
ピンホールができる原因には、次のようなものがあります。
塗装できる気候条件ではないときに工事を行った
塗装ができる気候条件とは、気温5度以上、湿度80%以下となっています。
気温が5度を下回るような状況で塗装を行うと、内側と外側で乾燥のスピードが大きく異なってしまいピンホールが発生することがあります。
乾燥時間を守っていなかった
塗料は乾燥するときに密着します。そのため、十分に乾燥してから次の工程に移る必要がありますが、中には工程を急いだり十分に乾くのを待たずに次の塗装をしてしまい、下に塗ってある塗料から空気が蒸発してくるときにピンホールができてしまうことがあります。
塗料の希釈率が正しくなかった
塗料には、希釈率というものが明示されています。これを守って塗装をしないと塗料の性能は十分に発揮されません。しかし、中には希釈率を守らず規定よりも薄い状態で塗装をし、塗料代金を削減しようとする悪徳な業者も存在します。
塗装直後はきれいに見えても、希釈率を守っていなかったためにピンホールができてしまうことがあります。
下地処理を十分に行っていなかった
古い塗膜をきれいにしたり、剥離している塗膜をケレンしてから塗装を行うことは、大変重要な工程です。しかし下地処理を十分に行っていないと、新しい塗膜を付けても下地からはがれてきてしまうことがあります。
ゴミやほこりがある状態での塗装も、ピンホールの原因となります。完成後は見えない工程ですが、下地処理は耐久性に大きく影響します。
ピンホールは、このような「施工不良」が主な原因で起こります。
1つや2つの穴なら、きちんと施工していても経年劣化で表れることがありますが、狭い範囲に集中している、たくさんある、施工後すぐに起こるなどの場合は、上記のような原因で起こる「施工不良」と考えられます。
ピンホールを見つけたら
とはいえ、自宅の外壁で見つけたピンホールが施工不良によるものなのか、自然な経年劣化によるものなのか、判断がつきにくいと思います。
もしピンホールを見つけたら、まずは施工会社へ連絡してみましょう。見過ごさずに、専門業者にどのような状態か見てもらって判断を仰ぎます。
ご自分で補修はおすすめしません
少しの範囲だし自分で何とかしようと考える方もおられるかもしれませんが、DIYによる補修はあまりおすすめできません。
ピンホールの規模や発生からの年月にもよりますが、すでに穴から雨漏りが起きている可能性もあるからです。雨漏りを含めた補修を行っていないと、躯体の腐食や、さらなる塗膜のはがれにつながる恐れがあるため、専門業者へ調査の依頼をお勧めします。
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