屋根塗装で黒にしたい!メリットやデメリットを解説 l塗り達
2023年10月29日 公開
10年くらい前まで、外壁は汚れが目立ちにくいという理由でベージュや薄いグレーなどが主流でした。
近年は遮熱効果の高い金属サイディングなどの登場により、黒くても暑くなりにくい、スタイリッシュなどの理由から黒い外壁の住宅が増えています。

塗り替えの際にも黒っぽい色味をご希望されるお客様が増えてきましたが、屋根の色を黒にしたいという方もいらっしゃいます。
屋根塗装の色に黒を選んでも問題はないのでしょうか?
今回は、屋根塗装で黒を選ぶメリット・デメリットを紹介します。
これから屋根塗装をされる方は参考になさってください。
目次
屋根塗装で黒を選ぶメリット
屋根塗装で、黒を選ぶメリットには次のようなものがあげられます。
①標準色なのでどの塗料からでも選べ、安い
各塗料メーカーからいろいろな屋根の塗料が発売されていますが、ほぼどれを選んでも標準色で黒が用意されています。

標準色とは最初から用意されている塗料の事で、これ以外の塗料の色を希望する場合は調色してもらう必要があります。
好きな色を作ってもらうことができますが、業者によっては調色料を別途追加で請求することもあるので、標準色よりも高くなることがあります。
②どんな色の外壁にもマッチする
黒は無彩色なので、ほかのどの色とも相性がよくマッチします。
外壁が白やベージュでも、少し変わった色でも原色であっても屋根が黒だと締まります。
③黒ずみなどの汚れが目立ちにくい
薄い色の比べると汚れが目立ちにくいのも黒色のメリットでしょう。
屋根の上はあまり地上からは見えませんが、勾配があるため角度によっては汚れが目立つかもしれません。
黒い屋根なら割れなども目立ちにくく、外観の劣化が目立ちにくいでしょう。
屋根塗装で黒を選ぶデメリット
屋根塗装で黒を選ぶデメリットを挙げるとすれば、次の2点です。
①熱を吸収しやすいため室内の温度が上がりやすい
白いTシャツよりも黒いTシャツを着ている方が、炎天下で厚さを感じやすいように、黒は熱を吸収する性質があります。
そのため、屋根の黒を使用すると、太陽光を吸収し、屋根の下(屋根裏や室内)の温度が上がりやすくなります。
塗料を選ぶ際に遮熱効果のあるものを選ぶと、幾分か熱吸収をおさえることができるのでおすすめです。
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②汚れによっては逆に目立ちやすい
黒っぽい汚れや割れなどは目立ちにくい反面、鳥類の糞などの汚れは逆に目立ってしまうかもしれません。
汚れがついても掃除がしにくい場所なので、どうしても気になってしまう!という場合は真っ黒ではない色味のほうが無難かもしれません。
面積効果で、思ったより迫力がある仕上がりになることも
外壁や屋根は面積が広いので、黒を使うと思ったより暗く感じることがあります。
屋根を黒にすることで思ったより迫力のある仕上がりになるケースもあるので、屋根の色とともに外壁の色もシミュレーションなどして決めるとよいでしょう。
屋根塗装で黒を選ぶメリットデメリットについて解説しました。
ご自宅のお色ですから、お客様のお好みで選ぶことができますが、周りの家との調和や、お住まいの地域によっては景観条例などで使える色が制限されていることもあります。
一度塗り替えると10年くらいは同じ色で生活をすることになるので、いろいろな家を見たりシミュレーションをしたりして納得のいくお色味をチョイスしましょう。









