リシン吹付とは?特徴やメリットを解説 l塗り達
2023年11月6日 公開
この記事では、リシン吹付について解説しています。
リシン吹付は、外壁の仕上げ法の1つで、モルタル外壁に使われることが多い塗装方法です。リシン仕上げなどとも呼ばれます。
骨材を吹き付けているので、表面がザラザラした仕上がりになり、自然な陰影のついた表情豊かな外壁に仕上げることができます。
和風の家から、モダンな家までどんなスタイルにも調和し、外塀などの外構でも採用されることが多い仕上げ方法です。
特徴
小さな石や砂など骨材と呼ばれる材料を、塗料に混ぜてスプレーガンで表面に吹き付けます。
液体の塗料だけで塗装する方法に比べて骨材が入っているので、表面はザラザラとした手触りになります。
骨材によって規則的ではない模様や影ができるので、光の角度や塗料の色によっていろいろな表情の外壁を作ることができます。
工法
下塗りのあと、骨材を混ぜた塗料をガンで吹き付けて塗装します。
メリット・デメリット
リシン仕上のメリットには次のようなものがあります。
- 比較的安く仕上げられる
- 通気性が高い
- 高級感がある
スタッコやボンタイルに比べると、材料の骨材が安価なので採用しやすい工法です。
またベタ塗りの仕上げ方法よりも通気性がよいので、モルタル外壁には最適です。
デメリットとしては次のようなものがあります
- 汚れがたまりやすい
- クラックが起きやすい
- 仕上がりが職人の腕に左右される
凸凹した表面が味があってメリットではあるものの、凹凸部分に汚れがたまりやすく、汚れやすいという点がデメリットといえます。
また、塗膜の厚さが均一ではないのでクラックが起きやすくなっています。
ローラーや刷毛で塗る方法に比べると、職人の技量やセンスが仕上がりに影響する方法です。
リシン仕上げがご希望の場合は、得意な職人がいるかどうか施工店に確認しましょう。