石膏ボードの基礎知識 種類や使い方まとめ l塗り達
2023年12月3日 公開
この記事では、石膏ボードについて解説しています。
石膏ボードとは、硫酸カルシウムと水でできている「石膏」を紙で包み、板状に加工したもので建築資材の1つです。
主に内装の資材として壁や天井などに多く使われています。
石膏ボードの特徴
石膏ボードは、耐火性・防火性に優れています。結晶水が含まれてるため、火災になっても温度が上がりにくくなっています。
また防音性もあり、壁や天井などで威力を発揮します。
施工ボードの種類
石膏ボードにはいくつかの種類があります。
一般的な石膏ボード
ホームセンターで販売されている一般的な石膏ボードで厚さの種類が9.5㎜・12.5㎜・15.0㎜の3種類あります。
カッターでも切れるのでDIYにも向いています。
硬質石膏ボード
間仕切りや通路の壁などに使われる建築資材で、表面の硬さが一般的な石膏ボードの約4倍もあります。
強化石膏ボード
石膏ボードのガラス繊維を混ぜ、耐衝撃性と耐火性をアップさせた石膏ボードです。老人ホームなど耐火基準がある建物に使用されます。
構造用石膏ボード
強化石膏ボードに耐震性をプラスしたもので、耐力壁などに使われます。
シージング石膏ボード
防水加工がしてある石膏ボードで、キッチンや洗面所などで使われます。
化粧石膏ボード
通常の石膏ボードはボードの上にクロスを貼るなどしますが、化粧石膏ボードはクロス調など下地と化粧を兼ねているボードです。柄の種類も多くDIYなどで使いやすいボードです。
石膏ボードの劣化症状
石膏ボードは湿気を含みやすく、雨漏りなどがあると内部で膨れたりもろくなったりして壊れることがあります。
また一般的な石膏ボードは柔らかいため、衝撃を加えると穴が開くこともあります。
穴が開いたり劣化が進んだボードは貼りかえる必要があります。