防水工事の空気抜きとは?膨れ防止のために重要な理由 l塗り達
2023年12月11日 公開
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バルコニーやベランダの防水施工がしてあるところで、このような膨れを見たことはありませんか?
実はこれ、防水層の劣化症状の1つで、下地から空気が上がってきて膨らんでいるものなんです。
施工の際や、下地の状態を見極めた施工を行わないと、このような膨れが生じることがあります。
今回は、防水層の膨れを抑える空気抜きについて解説します。
防水層の空気抜きとは
防水層の空気抜きとは、下地から上がってくる空気を防水層の外へ逃がすことを言います。
小さい膨れから、ドームのように大きく膨れるものまでさまざまあり、放置していると防水層が破れて雨漏りする原因になります。
防水層の膨れの原因
防水層が膨れる原因は、主に下地に含まれている湿気が蒸発するときにでる空気です。
防水工事を行う際に、下地が完全に乾いていなかったり、雨漏りして下地が湿気を含んでいる状態であれば、十分に乾燥させるか、空気抜きのための脱気筒を設置しないと、膨れが生じます。
下地の見極めが甘かったり、施工の際の乾燥不足などの施工不良が原因で膨れることが多いようです。
防水層の空気抜きをする重要性
防水層の空気抜きは、耐久性に大きく影響します。
防水層は、下地に水が侵入しないようにするために密閉するように施工します。
そのため、下地から上がってきた空気は密閉された防水層から出ることができず、次第に下から防水層を押し上げる形になり、これが膨れとなって現れます。
膨れている部分は防水層が膨らんでいて薄くなっているため、衝撃で塗膜が割れるとその部分から下地へ雨漏りしてしまいます。一か所の劣化から、防水層の下全体へ雨漏りが進行するため、もはや防水層の意味はなく、下地の耐久性にも悪影響しかありません。
防水層の空気抜きの方法
すでに雨漏りしている下地に防水施工を行う場合は、適した施工方法を選択することが重要です。
ウレタン防水やシート防水の場合、防水層を下地に密着させず、通気緩衝工法など換気の取れるシートを1枚挟むことによって下地から上がってくる空気を逃がすことができます。
また、脱気筒と呼ばれる空気を抜くための筒を設置することで、空気抜きを行う方法も有効です。
防水層の施工も塗り達におまかせ!
防水工事にはいろいろな施工方法があります。下地の状態や劣化状態をよく吟味して工事を選択しないと、膨れやはがれの原因となりかねません。また現在施工されている方法によっても、メンテナンス方法が異なりますので、うちはどんなメンテナンスがいいの?と疑問をお持ちの方は、ぜひ塗り達にご相談ください。
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