中塗り・上塗りとは?塗装工事で重要な工程について解説 l塗り達
2024年1月30日 公開
本記事では、中塗り・上塗りについて解説しています。
下塗りや上塗りなど、塗装工事にはいくつかの塗りの工程があります。
中でも中塗り・上塗りと呼ばれる工程は、表面に近い仕上げ材を塗る際の工程のことをいい、出来上がりの美しさを左右するといっても過言ではありません。
本記事では中塗り・上塗りについての重要性や塗装の工程について解説していきます。
中塗り・上塗りとは
外壁塗装における中塗り・上塗りとは、塗装工程のうち上塗り材を塗る工程のことを言います。
外壁塗装の場合、同じ上塗り材を2回重ねて塗ることから
1回目の上塗り材塗布を「中塗り」または「上塗り1回目」
2回目の上塗り材塗布を「上塗り」または「上塗り2回目」といったりします。
上の写真では、上塗り1回目(中塗り)の下に塗られている白い部分は「下塗り材」です。
下塗り→上塗り1回目→上塗り2回目と3回塗りを標準とし、この3回塗りによって強靭な塗膜を形成します。
上塗り材を2回重ねると、十分な塗膜の厚さを確保できると同時に、塗りムラのないきれいな仕上がりになります。
そのため、基本的に上塗りは同じ塗料で2回重ねて行います。
中塗り・上塗りに使う塗料
中塗り・上塗りに使う塗料は、「上塗り材」と呼ばれる種類の塗料です。
シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料・遮熱塗料などさまざまな種類があり、色味も標準色から調色してつくお好きな色まで、たくさんの中からお好みで選べます。
また、ツヤ加減を選べるものもあり、外壁の仕上げ方は無限です!
下塗り材との関係
塗料同士、また下地と塗料には相性があります。
下地に合わない下塗り材をつかってしまったり、下塗り材と上塗り材の相性が悪かったりすると、塗膜のはがれの原因になります。
また特定の上塗り材にはこの下塗り材というように専用の塗料があるものもあります。
塗装の技術だけではなく、塗料に関する知識も塗装工事には重要です。