シーリングの破断とは?劣化の症状とメンテナンスの目安について l塗り達
2024年2月22日 公開
この記事では、シーリングの破断について解説しています。
シーリングの破断は、シーリングに亀裂が生じたり、切れたりして機能しなくなることで劣化症状の1つです。
シーリング材は、外壁のジョイント部分の目地を埋めるために使われます。
隙間を埋めて雨水が侵入するのを防いだり、衝撃で外壁材同士が干渉することを防ぐクッションの役割を果たします。
シーリング材には、
- シリコン系
- 変性シリコン系
- アクリル系
- ポリウレタン系
- ポリサルファイド系
などがあります。いずれのシーリング材も劣化症状がありますので、メンテナンスが必要です。
シーリング材は、ボンドのように絞り出しながら使います。
目地に糊(プライマー)を塗った後、コーキングガンから絞り出して目地を埋めたあと硬化させて密着させます。ゴムのように弾力がありますが、きちんと密着していれば勝手にはがれてくることはありません。
シーリングの耐久年数は一般的なもので10年くらいといわれています。特に何もしていなくても劣化が進行します。
施工後直後は密着していたシーリング材も、経年劣化で破断し目地から外れてきます。
シーリング材自体も痩せていて、ちぎれたりはがれたりするのです。
耐久年数の10年がメンテナンスの目安ではありますが、あくまで目安なので建物の環境や施工状況によってはもっと早くメンテナンスが必要になることもあります。
剥がれやちぎれなどが見られたら、はがれた部分から雨が入ってしまうので、早めにメンテナンスを行いましょう。