外壁塗装で雨漏りはなおせる?外壁からの雨漏りの原因について l塗り達
2024年2月23日 公開
外壁塗装と防水工事は、同じ施工店で行うことも多い工事ですが、使う塗料や目的は違います。
防水工事の目的は水を防ぐことですが、外壁塗装は塗膜を付けて外壁材を保護することを目的としています。
つまり、外壁塗装=防水工事ではないということです。
しかし、外壁塗装を行っていないと外壁から雨漏りすることがあります。本記事では外壁からの雨漏りの原因について見ていきます。
外壁塗装を行う目的
外壁塗装を行う目的は、
- 美観性のアップ
 - 外壁材の保護
 
です。
外壁塗装では、古くなった塗膜をはがし、新しい塗膜を付けて外壁材を保護することを目的としています。
塗膜が古くなった外壁は、水をはじく力が弱くなり水を吸い込み始めます。
外壁塗装に使う塗料は、耐水性・耐藻性などはありますが、基本的に防水層が作れるくらい防水性のあるものでありません。そのため、防水工事とは異なり水をまったく通さないということではなく、あくまで外壁材の保護を目的とした塗膜を付けるために塗料なのです。
外壁塗装をしていないとこうなります
外壁の塗膜が劣化したまま外壁塗装工事を行わないと、次のようなデメリットが生じます。
塗膜がはがれてくる

密着しなくなった外壁の内側に水が入り込むと、内側からはがれてきてしまいます。
外壁材がボロボロになる

水をすいこむと外壁の内側に雨がたまり雨漏りが進行します。写真のよなはがれが見られたら内側に水が回っている可能性がかなり高い状態です。
雨漏りが発生する

外壁の内側に水が入りこんで雨漏りが進行すると、室内の壁にも目に見えて変化が表れてきます。
水がポタポタはなくても、壁紙がはがれてきたりカビが生えたり雨染みができていたり・・・
屋根が何ともないのにこのような症状が出ている場合は外壁から水が回ってきている可能性が高くなります。
外壁塗装で雨漏りは直せない
外壁塗装は雨漏りに至るまでの劣化症状を食い止めることはできますが、雨漏り自体の補修はできません。
雨漏りを直すためには雨漏り補修が必要です。
外壁に雨漏りが発生している場合、内部で腐食していることも考えられるため外壁材の張替などを行います。

塗装工事に比べると大掛かりで費用も高くなるため、できれば張替になってしまう前に外壁塗装で外壁材を守りましょう。
 









