外壁塗装の剥がれは何が原因?補修方法も解説 l塗り達
2024年3月3日 公開
外壁塗装の劣化症状の1つに「剥がれ」があります。

塗膜の密着が悪くなってきてはがれてくるケースのほかも、実は多いのが施工不良の場合です。
塗膜のはがれは放置しているとどんどん外壁を痛めます。
本記事では、はがれの原因と補修方法について解説します。
目次
塗膜のはがれの原因
塗膜がはがれてくる原因には、次のようなものがあります。
劣化症状
塗膜は経年劣化で密着力が落ちてきます。最初は壁にピタっとくっついてきても、紫外線で劣化しはがれてきます。
雨漏り
塗膜のはがれを放置していると雨が侵入し雨漏りになります。また、シーリングの劣化や付帯部からの雨漏りなどで外壁の内側に水が回ると塗膜がはがれてくることがります。

施工不良
そして意外に多いのが施工不良です。

塗装工事は、完成直後はとてもきれいに見えます。しかし施工不良の場合10年耐久するといわれていた塗料がわずか数年ではがれてくるといったことが起こります。ここが経年劣化とは違うところです。
施工不良になる原因
施工不良で塗膜がはがれてきてしまう原因には次のようなことが考えられます。
乾燥時間を守らなかった
塗料は乾燥することによって密着します。完全に乾ききっていないうちに次の工程を始めてしまうと、上塗りもろとも剥がれてきてしまいます。
塗料の希釈率が守られていない、十分に混ざっていない
塗料を希釈する際に薄くしすぎたり、撹拌が十分でなかったりした場合も、塗料は十分な性能を発揮できません。中には塗料の使用量を減らしてもうけを得るために、わざと薄い塗料にして塗ってしまうケースもあります。これは悪質な例ですがやはり完成直後にはわからないくらいキレイになりますので、注意が必要です。
雨の日に施工した
雨の日には塗装は行えません。水分が混ざると塗料の性能が落ちたり、密着が悪くなったりするからです。どんなに工事を急いでいても雨の日や翌日の乾ききっていない状態では塗装を行えません。
下地に合わない塗料を使った
下地や下地の状態に合わない塗料を使った場合も剥がれの原因になることがあります。
塗膜のはがれの補修方法
塗膜のはがれが起きたら、塗装工事でメンテナンスを行いましょう。
基本的には、普通の外壁塗装をと同じ工程を踏みますがはがれが起きている場合は「下地調整」を念入りに行います。

塗装の前には高圧洗浄機で古い塗膜を落としますが、それにプラスして旧塗膜の剥離作業を手で行います。
こちらの施工例では下塗りから完全にはがれてしまっているため、念入りにはがして下地調整をします。

塗装前に下地の凸凹面を鳴らすためパテで埋めたり左官で補修したりします。

密着していない旧塗膜をしっかりはがしておかないと、新しい塗料でもまた同じことが起こり得ます。はがれが起きている場合は下地処理を丁寧に行うことが重要です。もちろん塗料の希釈率や乾燥時間はきちんと守ってこその耐久性です!
施工不良で塗膜のはがれが起きないためにできること
工事の工程や約束を守らないこれらのケースが施工不良となりえます。
しかし、何度もいうように塗装工事は完成直はとってもきれいに見えるのです。はがれが起こるのは工事が終わって少したってから起こることが多いので、そのころには業者と連絡がとれない・・・というケースも。
そのため、施工業者選びは慎重に行いましょう。
塗り達は、熟練の職人が工事工程をすべて把握しています。美しく耐久性の高い仕上がりにするためにどうすればいいのかを知っているので、工事に無駄や抜けがありません。
また、お客様にも後日確認していただけるよう、工事工程を写真に記録し写真帳を作成しています。

施工管理スタッフも工程を毎日確認していますので、ご不安なことがあれば何でもお気軽にご相談ください。
 
 








