退色(色あせ)とは?変色とは違う?メカニズムやデメリットを解説 l塗り達
 色選びのコツ劣化症状外壁塗装・屋根塗装のいろは現場ブログ用語集 2024.03.05 (Tue) 更新
2024年3月5日 公開
この記事では、退色(色あせ)について解説しています。
退色(色あせ)とは、外的な要因などによって色がうすくなる、彩度が低くなることをいいます。
退色の主な原因は紫外線で、顔料(色を付けている物質)と化学反応を起こすことで退色します。

外壁や屋根の場合、太陽光(紫外線)によって塗料に含まれる顔料が化学変化を起こし、退色します。
全体的に薄くなる場合と、部分的に退色してしまうケースがあります。
退色すると、見た目が悪くなるばかりではなく、その部分の塗膜が薄くなっているため雨漏りやクラックなどの原因になることがあります。
どんな色でも退色は起こりますが、原色に近い色ほど退色していることが目立ちやすく、淡い色は退色していてもあまり見た目にわかりません。そのため、
退色は完全に防ぐことは難しいものの、
- 淡い色を選ぶ
 - 紫外線に強い塗料を選ぶ(ラジカル塗料など)
 
で劣化を抑制することができます。
また赤い色より青い色のほうが退色が少ないことが知られています。赤い色のほうが太陽光を吸い込みやすく、逆に青い色は太陽光を反射しやすいからです。赤系の色を選ぶ際は少しグレードの高い塗料を選ぶと退色を抑えられるでしょう。
 








