外壁塗装の艶あり・艶なしは何が違う?耐久性と関係も? l塗り達
2024年5月24日 公開
外壁塗装の塗料には「ツヤあり」と「ツヤなし」があります。
色のほかにツヤ加減を選ぶことができるんです。
ツヤありとツヤなしでは仕上がり感が違うほか、色の見え方や耐久性にも影響があります。
本記事では、外壁塗装のツヤあり・ツヤなしについて解説します。
外壁塗装のツヤあり・ツヤなしの違い
外壁塗装でのツヤあり・ツヤなしの違いには次のようなものがあります。
仕上がり
ツヤありとツヤなしでは、塗装後の仕上がりが違います。
ツヤありの場合、仕上がりはピカピカとしていて、「ペンキ塗りたて」のような感じです。
ツヤなしの場合、全体的に落ち着いたシックな雰囲気になります。
色の見え方
ツヤありの場合、光が高反射します。そのため実際の色より白っぽく見えたり明るく見えたりします。
ツヤなしの場合は、光が反射しにくいため、太陽光が当たっていてもそれほど白っぽさは感じません。
耐久性
ツヤありとツヤなしの塗料の材料的な違いは、「つや消し剤」という添加物が入っている点です。
元々塗料は「ツヤあり」ですが、ツヤを消す添加物を混ぜることでツヤをなくします。
ツヤが少ないほど、添加物も多く元々の塗料に余分なものが含まれているといえるため、塗料の耐久性などの性能面で多少劣ります。
ツヤ加減によるメリット・デメリット
ツヤ加減は色同様に選ぶことができます。ここでツヤ加減を選ぶメリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
暗色の外壁でもテカテカせず落ち着いた仕上がりにできる
ツヤ加減を選ぶメリットは、仕上がりです。
ツヤありの塗料は、公園の遊具やポストを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
発色はいいですが、選んだ色がそのままでる・子供っぽいなどの印象を与えることがあります。
また近年はやっている黒っぽい外壁などにしたい場合、ツヤありを選ぶと思った以上に反射で白っぽく見えます。
デメリット
・つや消し剤が多いほど耐久性が下がる
・耐久性の高い塗料で艶消しをしてしまうともったいない
ツヤをなくしてマットな塗料にしてしまうと、せっかく耐久性の高い塗料を選んでも性能が下がってしまいます。
そのため、ツヤを調整するなら半艶・3分艶程度にとどめておきましょう。
塗料のご相談も塗り達まで
塗料のツヤあり・ツヤなしについて解説しました。
雰囲気よく仕上げることができるため、様々な色味の外壁にもチャレンジしやすくなります。
しかしツヤ加減を調整するためのつや消し剤が添加物なので、あまり多量に使うと耐久性が下がることを知っておきましょう。
塗り達では、塗装前の色見本の作成で、ツヤ加減も選んでみていただけます。
塗料についてのご質問もお気軽にお問合せください!