さび止め塗料はいろんな色がある?使い分けるポイントとは l塗り達
2024年7月3日 公開
金属塗装の際に下塗りに使われる錆止め塗料は、塗装後のサビを防ぐ大変有効な塗料です。

このさび止め塗料、よく見かけるのは赤い塗料かもしれませんが、実は赤以外にも色があるのを知っていましたか?
今回は、さび止め塗装のカラーバリエーションと、使い分けについて解説していきます。
さび止め塗装とは?
さび止め塗装は、下塗りに使うさびを防止する機能のある塗料です。
トップコート(上塗り材)より先に下地に直接塗ります。

金属に発生するサビは、水と空気が金属面に触れ腐食することによってできます。さび止め塗料は、塗膜の下で新たなサビができないように抑制する機能をもつ専用の下塗り材です。
外壁や雨戸のほか、屋根の板金部分にも使います。

さび止め塗料のカラーバリエーション
さび止め塗料は、赤い色をしているイメージが強いかもしれません。
たしかに赤いさび止めを使うことが多いのですが、赤色のほかにも
- 白
- グレー
とカラーバリエーションがあります。
さび止め塗料としての性能は同じです。

さび止め塗料の使い分け
前述のようにさび止め塗料は下塗りに使いますので、工事が完了するころには見えなくなり、何色のサビ止めを使っていたかわからなくなります。
上塗り材の色は様々ですが、さび止めは上塗り材の邪魔をしない色を使うのが基本です。
例えば・・・
- 上塗りで白っぽい色や淡い色を使う場合は、白やグレー
- 濃い色を上塗りで使う場合は、赤
といったように使い分けています。

こちらのガスメーターは金属製のためさびを落としてさび止め塗料をしています。色は白を使っていますね。
上塗り塗料が白っぽいグレーであったので、目立ってしまう赤を避け、白いさび止めを使っています。









