「外壁塗装はまだするな」の真意 劣化状態を見極める重要さについて l塗り達
2024年10月15日 公開
外壁塗装について調べていて、
「外壁塗装はまだするな」というワードを見たことはありませんか?
外壁塗装はお家のメンテナンス方法として推奨されていますが、なぜ「まだするな」なのでしょうか?
今回は「外壁塗装はまだするな」といわれる理由についてお話しします。
外壁塗装を行う上でポイントになる劣化状態についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装はまだするな?その理由
「外壁塗装はまだするな」といわれる理由は、「適切な時期に行わなければもったいない」からです。
外壁塗装は劣化した塗膜をきれいにつけなおすことが1つの目的です。
そのため、これ以上劣化したら危険な状態!となる前に塗装工事を行う必要があります。
また、塗装工事は基本的に同じ場所に3回程度しか有効ではないとされています。
極端な例ですが、常に新しい塗膜のほうがいいからと、築後毎年塗装工事を行うようなことはおすすめできません。
外壁塗装はいつ行えばいいの?
では外壁塗装はいつ行えばいいのでしょうか?
一般的に戸建て住宅であれば10年~15年くらいが塗装工事を行う時期とされています。
これは、新築時の塗膜が10年くらいで劣化してくるため目安の時期を10年と言っているのですが、例えばもっと長持ちするもので家を建てたのであれば、10年ではまだまだ早いということも考えられます。
逆に、10年たっていなくても塗装を行った方がいい場合もあります。お家が建っている環境や樹木・日照条件などによっても10年という期間は前後するからです。
外壁塗装を行うべき症状
外壁塗装を行う目安は築後10年~15年ですが、立地や条件によっても異なることは前述のとおりです。
年数を1つの目安としますが、次の様な劣化状態がみられたら塗装を行うべきサインです。
チョーキング
密着していた塗膜が劣化し、粉状になって手につく状態をチョーキングと言います。
外壁にただ乗っているだけの状態になっていて、塗膜の劣化が顕著な症状です。
カビ・コケ
水分を含む場所に生えやすいカビやコケが外壁に発生しているということは、外壁に水分が溜まっているというサイン。
塗膜が劣化して雨水をはじけなくなっているため、劣化症状と考えましょう。
クラック
外壁の割れをクラックと言います。最初は表面の塗膜が、さらに進むと外壁材自体に亀裂が入るようになります。
また塗膜の劣化のほか地震など物理的な衝撃で外壁にクラックが入ることもありますが、塗膜が強靭であればクラックが広がるのを防げます。塗膜も硬くもろくなっているときは表面もろともひび割れてしまい、どんどん広がることがあります。
膨れ
外壁が水を吸って出られてなくなっている状態です。下地から上がってきた水分によって膨張しています。
雨漏りが進んでいる可能性もあり、水を出して塗膜をきれいにつけなおす必要があるサインです。
色褪せ
色が褪せている部分は塗膜も薄くなっていることが想定されます。均一な厚さの塗膜が理想的なので、色褪せがみられたらそろそろ塗装のサインと考えましょう。
塗装はまだするな!を信じて劣化状態を放置しない
塗装はまだするなとは、劣化状態に合わせて適切な時期に工事を行うことを推奨した言葉です。
早すぎても遅すぎても、もったいない意味のない工事になってしまうからです。
外壁塗装はまだするな、まだ早いという言葉を信じて劣化症状を放置していると、今度は塗装ではメンテナンスができないほどに傷んでしまいます。
劣化状態がみられたら、そろそろ塗装時期が来ているので一度外壁の状態を施工店などに確認してもらうことをオススメします。
近々塗装工事をしたほうがいいのか、1年以内で計画するのか、外壁の状態を見極めて早めに検討しましょう。
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