モルタル外壁のひび割れは雨漏りのリスク大!補修方法について
2025年1月30日 公開
外壁の劣化症状の1つであるひび割れ(クラック)は、割れた隙間から雨漏りするリスクが高まる危険な症状です。
雨漏りや外壁の損傷につながるクラックは、しっかりと補修して広がらないようにする必要があります。
今回は、外壁のひび割れ(クラック)について補修方法や施工事例をご紹介します。
ひび割れ(クラック)とは
外壁にできるひび割れはクラックと呼ばれ、劣化症状の1つです。
ひび割れ(クラック)ができる原因
クラックができる原因には次のようなものがあります。
- 経年劣化
- 物理的な衝撃や地震などの揺れ
- 施工不良
モルタル外壁では、外壁の水分が抜けて乾燥する際にクラックが発生することがよくあります。
また何かがぶつかった、地震で揺れたなど物理的な衝撃でもクラックが発生することがあります。
まれにモルタル外壁を作る際の施工不良でクラックが起こることがあります。
ひび割れ(クラック)の種類
クラックは、
- ヘアークラック
- 構造クラック
など、クラックの幅と深さによっていくつかの種類に分けられます。
髪の毛ほどの細いヘアークラックもほおっておくと大きく深いクラックになってしまいます。
下地まで亀裂が入っている構造クラックになると、外壁の崩壊の危険性も高まるため補修工事をしっかりと行う必要があります。
クラックの補修方法
クラックの補修は、劣化状態によっていろいろな方法が用いられます。
シーリング
クラックにシーリング材を充填し隙間を埋める方法です。ヘアークラックなどわずかなひび割れの場合は、シーリングで下地処理をしたのちに塗装工事できれいになります。
Vカット・左官
構造クラックのような深く大きいクラックの場合、クラックの周りの外壁も補修する必要がある場合があります。
クラックの周辺を谷になるようにカット(Vカット)し、シーリングでクラックを補修したのち、左官でモルタル外壁部分も補修して、滑らかな外壁に仕上げます。
クラック補修後の塗装工事
クラックの補修は、シーリングや左官で行うことが一般的です。
そのため、クラックの補修のみ行うと、補修跡がよく目立ちます。
そこで、クラック補修を下地補修として行った後に外壁塗装工事を行います。
モルタルですと、クラック補修のあとにマスチック仕上をすることによって、
- 補修跡が隠れる
- クラックに追従する塗膜が作れる
- 外壁が強くなる
等のメリットがありおすすめです。
雨漏りにつながるクラックは、補修しておくことで雨漏りリスクを回避できます!
また美観性もアップするので、補修と一緒に外壁塗装がおすすめです。
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