冬の防水工事は可能?施工の注意点やメリットデメリットについて
2025年2月13日 公開
防水工事は、ベランダやバルコニーなどの床面に施工する雨からお家を守る工事です。
防水工事には耐久年数があり数年に一度メンテナンスを行う必要があります。
「防水工事は冬の施工ができるのですか?」
「寒くても問題はない?」
今回は冬に防水工事が可能どうか、また施工の注意点などについて解説します。
防水工事は冬でも施工は可能
結論から言うと、冬でも防水工事は可能です。
防水工事には
- ウレタン塗膜防水
- FRP防水
- シート防水
などいくつかの種類があります。
ウレタン塗膜防水は現場で硬化する液状ウレタンを使います。FRP防水は繊維強化ガラスのマットを敷いた上からトップコートを塗ります。
この時使う液状ウレタンやトップコートは、しっかりと乾かして硬化させる必要があります。
気温5度以下になると硬化に時間がかかりすぎたり、完全に硬化しなかったりして施工不良になる恐れがあります。
硬化に必要な気温の条件をクリアすれば、冬場でも施工は可能ということになります。
シート防水の場合あらかじめ作られた防水性のあるシートを敷くだけですが、寒すぎるとシートが硬くなって仕上がりがよくないことがあります。
以上のことから、「冬場でも防水工事は可能だが、気温や天候条件によって仕上がりに影響が出ることがある」と言えます。
防水工事を冬に行うメリット・デメリット
防水工事を冬に行うメリット・デメリットも確認しておきましょう。
メリット
- 予約が取りやすい
- 工事中の過ごしづらさがほかの季節より比較的少ない
冬場は地域によっては雪が深くなったり天候が安定しない時期が多かったりすることから、工事の予約をする人が少ない傾向にあります。
春や秋といった工事しやすい時期は、どの施工店や職人も忙しく予約が取りづらいことが多いですが、冬は比較的予約しやすく、いつも忙しい腕のいい職人が捕まることも。
また寒さ対策のため窓を全開にしている時間が少ないので、特有の臭気がある防水工事中でも比較的過ごしやすいといえるでしょう。
デメリット
- 硬化しづらく工期が長引くことがある
- 施工不良になる恐れがある
先述のように、気温条件によっては硬化しづらく、工事を休んだり硬化に時間がかかって工期が思ったよりも長引くことが考えられます。そのため、この日までに工事を終らせたい!というような希望がある場合でも天候によってはかなわないことがあります。
また気温や硬化について詳しくない業者が施工してしまうと、施工不良になることもあります。高い技術や豊富な経験があるプロの施工店にお任せしましょう。
防水工事の施工計画はお早めに!
冬の防水工事について解説しました。
防水工事はおよそ1週間ほどかかるメンテナンス工事です。
思い立ってすぐに施工できることは少ないので、希望の日時や季節がある場合は、早めに計画を立てましょう。
まずはお家の防水工事の状態から調査し、施工計画を立てませんか?
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