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屋根工事の施工内容とは?目的に合わせた施工でお家長持ち!

2025年2月20日 公開

屋根工事とは、瓦やスレート、金属屋根などを用いて屋根を葺く工事のことをいい、建設業29種のうちの専門工事の1つです。

屋根工事

屋根工事の中には、新築で屋根を葺く工事から、リフォームで葺き替え工事やカバー工法などさまざまな工事があります。

今回はリフォームの屋根工事について工事内容や特徴、工事によって得られるメリットなどをご紹介します。

リフォームの屋根工事

屋根のリフォームやメンテナンスで行う工事には次のようなものがあります。

葺き替え工事

既存の屋根を取り払い新しく屋根を葺く工事です。

屋根工事の方法

カバー工法(重ね葺き工事)

既存の屋根は撤去せず、上から新し屋根材を葺く工事です。

葺きなおし工事

日本瓦は耐久性が高く、瓦自体はメンテナンスせずに50年以上持つといわれます。

まだ使える瓦をいったん屋根から降ろし、下地を補修したあとにまた瓦を戻す工事を葺きなおし工事と言います。

屋根板金工事

屋根材の隙間をカバーするように取り付けられる板金を屋根板金と言います。

棟板金や袖板金など部位によって名称が違うこれらの板金は、強風で飛んでしまったり破損してしまったりすることがあるので、なくなった部材を取り付けたり補修を行ったりする必要があります。

このような工事を屋根板金工事と呼んでいます。

屋根材の補修工事

割れたりかけたりしている屋根を補修する工事です。

雨樋修理・交換工事

衝撃や劣化で破損したり機能が低下している雨樋の補修工事です。

破損が大きい場合は、樋を取り換えることが多いです。

屋根漆喰補修工事

屋根 漆喰の画像

日本瓦を留めている漆喰は雨で流れやすく漆喰補修が必要です。

屋根塗装工事

屋根の塗装工事も屋根工事の1つに数えることがあります。

屋根材の表面にある塗膜を新しくする工事です。

こんな時は屋根工事を行います

ここまでご紹介した屋根工事はすべて一度に行うことはまずありません。

屋根やお家の症状に合わせて工事を選択して行います。具体的な事例をご紹介しますので参考にしてみてください。

ケース1:日本瓦から軽量の屋根に変えたい→葺き替え工事

日本瓦は耐久性の高さがメリットですが、1つ1つが重く屋根全体の重量が大きくなってしまうことがデメリットともいえます。

木造住宅の場合、屋根が重いことで耐震性の低くなってしまうことが懸念されるため、軽量で耐震性の高い屋根に変えたいというご希望も多くあります。

このような場合は屋根の葺き替え工事を行い、屋根全体を新しくするのがおすすめです。

ケース2:台風で屋根の一部がなくなってしまった→板金工事

台風などの強風で屋根が吹き飛ばされてしまうことがありますが、この場合一番最初になくなってしまうのが袖板金などの板金部分です。

袖板金は屋根の端をカバーしている板金で、これがないと隙間が開いた状態になりその部分からの雨漏りが心配になります。

板金がなくなってしまった場合は板金工事で新設するのがおすすめです。

ケース3:大雨の時に屋根から水がぼたぼた落ちてくる→雨樋交換

雨樋は割れたりひびが入ることが経年劣化の1つで大雨の際に割れている部分がさらに拡大してしまう、オーバーフローで外れてしまうなどのケースがあります。

雨樋(あまどい) I 京都市 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 塗り達雨樋(あまどい) I 京都市 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 塗り達

雨樋を伝って地上に運ばれている場合は屋根からぼたぼたと落ちてくることはありませんが、雨樋に破損が見られる場合は、屋根を滑り落ちた雨がそのまま地上へ落ち、跳ね返りで外壁が汚れたり、長年雨が落ち続けるとコンクリートが削れてしまったりすることがあります。

雨樋は大きな破損の場合は交換することで安心して雨の日を過ごすことができます。

ケース4:雨漏りしているかも・・・→葺き替え工事、板金工事など

屋根の劣化が進むと、雨漏りが発生します。

屋根材自体が古くなっていることに加え、屋根材の下の防水シートや野地板が劣化している場合はこれらをすべて新しくすることが雨漏り補修になります。

また先述のように、袖板金や棟板金がなくなっている場合はその隙間から雨漏りしていることも考えられます。

葺き替え工事で野地板ごと新しくしたり、板金を新設するなどして確実に雨漏りをとめましょう。

 

ケース5:譲り受けた家の日本瓦のメンテナンスをしたい→漆喰補修、葺きなおし

日本瓦は瓦自体の耐久性が高く、伝統的な日本家屋の情緒がある屋根材です。

親や親せきから譲り受けた家が日本瓦だった場合、あたらしい屋根材にすることもメンテナンス方法の1つですが、このままの姿で済み続けたいという場合は、漆喰補修や葺きなおしなどでメンテナンスをしましょう。

屋根工事は目的に合わせて選びましょう

屋根工事にはいろいろな種類の工事があることがわかりました。

屋根材や劣化症状に合わせて工事を選択することで、お家全体が長持ちします。

とはいっても、ご自分で工事方法を選ぶのは難しいですよね。

そんな時は屋根にも詳しい塗り達にご相談ください!!

ご自宅の屋根を徹底的に調査し、調査結果に基づいた施工提案をと見積を作成。

今後お家をどんなふうにしていきたいのか、ライフプランに合わせたご提案も一緒にさせていただきます。

屋根工事のご相談は塗り達まで!!

 

 

2025年11月3日 更新!

外壁塗装の剥がれを放置すると起こるリスクとは?補修方法も解説

2025年11月3日 公開 外壁の塗膜は時間の経過とともに経年劣化を起こします。 その劣化症状の1つが外壁塗装のはがれです。 外壁を保護している塗膜がはがれると、様々なリスクが生じます。そのため剥がれは放置せず、早めに手を打つことが必要です。 今回は、外壁塗装の剥がれを放置していると起こるリスクや、はがれの補修方法について解説します。 目次外壁塗装の剥がれによって生じるリスク雨漏り美観性・資産価値の低下建物寿命を縮める外壁塗装の剥がれの補修方法外壁塗装のメンテナンスは塗り達にお任せ! 外壁塗装の剥がれによって生じるリスク 外壁塗装の剥がれによるリスクを次の通りです。 雨漏り 外壁塗装でできる塗膜は、外壁内部や外壁材に雨が侵入しないようにしています。 そのため剥がれを放置していると、剥がれた部分からの雨漏りリスクが高くなります。 美観性・資産価値の低下 外壁の塗膜のはがれは美観性を損ねます。 特に濃色の塗料を使っている場合は、はがれが目立ちやすく、はがれが密集していると劣化が目立ちます。 建物寿命を縮める 剥がれによって雨漏りが生じると、躯体の腐食などによって耐震性や耐久性など建物の寿命に影響を与えます。 日本住宅の多くは木造住宅ですので、雨漏りは建物の寿命を縮める、もっとも警戒すべき損傷です。 外壁塗装の剥がれの補修方法 外壁塗装のはがれは、はがれている塗膜を含め古い塗膜を完全に除去してから再塗装を行います。 大きくはがれている場合はスクレーパーなどをつかいはがしていきます。または金たわしなどでケレンを行います。 #gallery-4 { margin: auto; } #gallery-4 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-4 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-4 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 剥がれている部分を除去した後、凹凸が多い場合は左官などで補修し、下塗り・中塗り・上塗りと各塗装工程を丁寧に行います。 外壁塗装のメンテナンスは塗り達にお任せ! 外壁の剥がれは放置してもリスクが増すばかりなので、早期補修が大切です。 また剥がれの原因が施工不良であるケースもあるので、正しい塗装工事ができる施工店でメンテナンスを行いましょう。 外壁塗装のメンテナンスなら塗り達にご相談ください!

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