外壁塗装後の水ぶくれのようなものはなに?原因と補修方法を解説
2025年5月2日 公開
外壁塗装後に壁に水ぶくれのようなものができてしまうことがあります。これはいったい何なのでしょうか?
塗装後の水ぶくれは、塗膜の劣化を引き起こすことがあり注意が必要です。
今回は、外壁塗装後にできる水ぶくれの原因や対処法を解説します。
目次
外壁塗装工事後の水ぶくれの原因
外壁塗装工事後に水ぶくれのようなものができる原因は次のようなものが考えられます。
塗料の希釈率を守っていなかった
塗料の希釈率が不適切だった場合に水ぶくれなどの不具合が起きることがあります。塗料は使用前に水か溶剤で薄めますが、薄める度合い(希釈率)が定められた数値でなかった場合に施工不良となります。
十分に乾燥していなかった
塗装工事では、作業を始める前に1つ前の塗装が完全に乾いている必要があります。下塗りの場合は高圧洗浄の水がしっかりと乾いて外壁が湿っていない状態で塗装を行う必要があります。外壁・塗膜が十分に乾燥していないまま次の塗装をしてしまうと、残っていた水分が蒸発してきて水ぶくれの様になって塗膜を押しあげます。
気温や湿度の塗装条件を守っていなかった
塗装工事は気温5度以上湿度85%未満の時にしか施工ができません。寒すぎたり湿度が異常に高い日などは、塗料の乾燥がうまく進まず施工不良となってしまうことがあります。
下地処理が不十分だった
塗装前の高圧洗浄や、クラック補修、カビやコケがあればきれいに洗うなどの下地処理が不十分な場合に水ぶくれの症状が出ることがあります。
熱膨張などの不可抗力
使用した塗料が熱をため込みやすい性質を持っていたり、何度も塗装工事を行っていたりする場合に熱膨張などのどうしても防ぐことができない不可抗力によって水ぶくれが生じることがあります。
最後にご紹介したもの以外の上4つはいずれも施工不良が原因です。
外壁塗装工事後の水ぶくれがもたらす影響
外壁塗装工事後の水ぶくれがもたらる影響・デメリットについて確認しておきましょう。
見た目が悪くなる
塗装後に本来ならないはずの凸凹した水ぶくれがあることで見た目が悪くなります。
塗膜の耐久性が落ちる
膨れがある部分は塗膜が薄くなっているので簡単に破れてしまいます。水ぶくれがあることで塗装の耐久性が落ちてしまうことが考えられます。
外壁塗装工事後に水ぶくれに気づいたら
外壁塗装工事後の水ぶくれのようなものについて原因や影響を解説しました。
水ぶくれの対処法としては、すぐに施工した業者に連絡を取るようにすることです。
水ぶくれを放置していてもきれいにはなりません。施工不良であればやり直ししてもらう必要もあるので、ご自分で何とかしようとせず施工店へ連絡をしましょう。