ベランダの防水工事の費用相場はどれくらい?耐久性や特徴も解説
2025年5月4日 公開
ベランダやバルコニーは防水工事が必要な場所の1つです。
マンションやアパートの場合、共有部分となり改修工事で防水工事のメンテナンスを行うことが一般的ですが、戸建て住宅では個人でメンテナンスの依頼や計画をしなくてはいけないため、費用相場や耐久年数などを知りたい方も多いのではないでしょうか。
今回はベランダの防水工事費用について、費用相場や施工方法別の耐久年数・特徴を解説します。
ベランダ防水の施工方法と費用相場
ベランダ防水の施工方法にはいくつかの種類があり、耐久性や費用も異なります。
防水工事 | 耐久年数 | 費用相場(㎡あたり) |
ウレタン塗膜防水 | 10~13年 | 5,000~8,000円 |
FRP防水 | 10~15年 | 4,000~7,000円 |
シート防水 | 12~15年 | 3,000~5,000円 |
アスファルト防水 | 15~25年 | 8,000~10,000円 |
ベランダやバルコニーの大きさは住宅やデザインによって様々ですが、一部分ではなく全体に防水工事を行うため大きさを測って計算してみるとよいでしょう。
ベランダ防水の施工方法の特徴
ベランダの防水工事にはいろいろな施工方法がありますが、特徴や耐久性が異なります。
ウレタン塗膜防水
液状のウレタンを硬化させて防水層を作る方法です。液状のウレタンを塗っていくので、どんな形のベランダでもシームレスな防水層が作れます。
FRP防水
ガラス繊維強化プラスチックを使った防水工事で、軽量で耐久性が高いのが特徴です。ただし防水層が硬いので揺れによるひび割れが起きやすい点がデメリットです。新築の戸建て住宅のベランダはほとんどがFRP防水を採用しています。
シート防水
防水性のあるシートを敷き防水層を作る方法です。
あらかじめ作られたシートを使うので、四角くて大きな場所への施工に向いています。
アスファルト防水
一番古くからある防水工事の方法でアスファルトを使って防水層を作ります。耐久性が非常に高いのが特徴ですが、とても重いので、木造の戸建て住宅には重量の負荷がかかりすぎ施工することはほとんどありません。マンションや高層ビルなどメンテナンスが頻繁にできない建物の屋上などで採用されています。
ベランダ防水の施工方法の選び方
ベランダの防水工事の施工方法を選ぶ際には、雨漏りしているかどうかが1つのポイントになります。
雨漏りしている場合、下地(ベランダの床)が水を含んだ状態なので、その上から密閉するような防水工事をしてしまうとはがれや膨れの原因になります。
そのため、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法など、下地の水分が蒸発した時に逃がすことができる方法で施工します。
劣化状態によっても最適な防水工事の施工方法が異なるため、施工店にご相談ください。
ベランダ防水のご依頼は塗り達まで!
ベランダ防水の費用相場を解説しました。
ベランダの大きさや劣化状態によって実際の工事費用は異なりますので、詳しくは見積を取って確認してみましょう。
塗り達では、外壁塗装工事と一緒にベランダの防水工事も承れます。
まずは劣化診断や見積のみのご依頼も大歓迎です。お気軽にご相談ください。