パミールは屋根塗装はできない?現在の対処法とメンテナンス方法について
2025年8月10日 公開
ニチハのパミールという屋根材をご存知ですか?
スレート屋根の一種ですが、実は屋根塗装ができない屋根材として有名です。
屋根のメンテナンスには屋根塗装がおすすめ!といわれているのに、なぜ塗装できないのか?
今回はパミールの屋根塗装について現在の対応策を解説します。
ニチハのパミールとは?
パミールとは、ニチハ株式会社が1996年に生産を開始したスレート屋根です。
当時、石綿(アスベスト)の健康被害が問題になり、建材として使用が全面的に禁止されたため開発・販売されたのがノンアスベストのパミールです。
アスベストは人体には有害ですが、建材としては優れた性能を持っており屋根材に使うと耐久性が高い製品が作れるため重宝されていました。
しかし使用が制限されたため、アスベストを入れずに開発した屋根材は、人体への影響はなくなりましたが逆に耐久性が額っと落ちた製品となってしまいました。
アスベストを含まないため、それまでの屋根のように10数年の手入れしていないと、塗装を行おうと思った段階ではかなり劣化が進み塗装で使う塗料にも耐えられないほどに傷みが進行しているケースが散見されます。
バリバリに割れていたり、屋根材がはがれて捲れてしまっている状態のものもあります。このような状態で塗装を行っても屋根は元に戻りません。塗装を行っても無意味なメンテナンスになってしまうため、塗れない屋根材として有名になってしまっているのです。
屋根材がパミールだった場合の対処法
お家を立てたときは、お客様も建て元もまさか将来耐久性が低くて塗装ができない状態になるなんて夢にも思っていません。しかしメンテナンスを行おうとしたときパミールであることが判明した場合は、塗装以外のメンテナンス方法を考えなければいけません。
もし屋根がパミールだった場合は、葺き替え工事かカバー工法など屋根工事をする方法をご検討いただくことになります。
屋根工事では古い屋根を新しくするため、耐久性はアップします。ただし塗装工事に比べると費用が高くなりがちで、塗装できると思っていたお客様にはびっくりしてしまうかもしれません。
しかし塗装ができない状態で、劣化もすすみほうちしている今度はお家の耐久性にも関わってきますので、屋根工事をご検討いただくほか、現状できることがありません。
信頼できる施工店に任せて、お家を守るための工事ができるようにしましょう。
パミールかも?屋根の調査からご依頼ください
パミールのメンテナンス方法についてご紹介しました。
ニチハのパミールのほかにもノンアスベストのため塗れない屋根となっている屋根材がほかにもあります。
これらの屋根材には見た目に特徴がありますが、なかなか見極めるのが難しい屋根材もあります。
あまり詳しくないメンテナンス会社で、いざとそうを始めてみると、バキバキに割れてしまい塗装が進まない…といったケースもあるようです。
もしかしてパミールかな?うちは塗装できる屋根材かな?と不安になったら塗り達にご相談ください。
無料の屋根点検と施工提案でお客様の屋根のメンテナンスについてご提案いたします。