屋根塗装はフッ素とシリコンどちらがおすすめ?特徴や違いを解説
2025年10月6日 公開
屋根塗装を検討される際に、よく比較されるのが「フッ素」と「シリコン」。
だいたいどこの施工店でも取り扱っており、見積も2種類の比較がよく出されます。
「フッ素とシリコン、どっちらいいの?」
「どんな違いがあるの?」
「特徴を知って自分で選びたい」
そんな方のために、屋根塗装のフッ素とシリコンの違いや特徴についてご紹介します。
これから屋根塗装の方、すでに見積済のかたも是非参考になさってください。
屋根塗装のフッ素とシリコン
屋根塗装で使うフッ素とシリコンとは、上塗り材の塗料の種類のことを指しています。
上塗り材とは、屋根塗装で一番外側に見える塗料で、色をお客様が選ぶトップコートとよばれる塗料です。
塗料は樹脂・顔料・溶剤から構成されていて、フッ素やシリコンは樹脂の種類です。
塗料の分類方法は様々ありますが、樹脂の部分がフッ素のものをフッ素塗料、シリコンのものをシリコン塗料と呼んでいます。
フッ素やシリコンという分け方は、塗料のグレードと呼ばれることもあり、このほかにウレタン塗料や無機塗料などがあります。
フッ素とシリコン それぞれの特徴とメリットデメリット
屋根塗装におけるフッ素塗料とシリコン塗料の特徴や、メリットデメリットを確認しておきましょう。
フッ素塗料
フッ素塗料は歯磨き粉やフライパンの表面加工などに用いられる耐久性の高いフッ化物を含む塗料です。
- 対候性
- 耐熱性
- 撥水性
に優れており、屋根塗装で使った場合の耐久年数は10~15年となっています。
一方で、
- 塗膜が硬い
- 価格が高い
などの特徴がありデメリットととらえられる面もあります。
費用相場は3,000~5,000円/㎡
シリコン塗料
シリコン塗料は屋根塗装ではよく使われる塗料で、コスパの良い塗料です。
耐用年数は7~10年ほどで、フッ素塗料よりは価格も安くワンランク下のグレードの位置付けられます。
- 種類・色が豊富
- 高対水性
- 高撥水性
- 高防藻性
等のメリットがあります。
フッ素塗料に比べると対候年数は下がり、外壁とセットでシリコン塗装すると屋根だけ早く傷んでしまうケースもあります。
相場は1,800~3,500円/㎡くらいで、遮熱効果などプラス性能がある塗料もあります。
フッ素とシリコン どちらがおすすめ?
フッ素塗料もシリコン塗料も屋根塗装の塗料としては、十分に耐久年数のある塗料といえます。
もちろんフッ素塗料のほうが耐久年数が高いので、長期間メンテナンスしたくないという方はフッ素塗料もおすすめです。
こまめにお手入れしたい、建て替えの予定があるなど長い耐久年数は必要ないという方はシリコン塗料でも十分といえますので、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶのがおすすめでしょう。
屋根塗装は、同じ屋根材では最大3回くらいまでといわれます。
それ以上は塗膜ではメンテナンスができないほど傷みが進んでしまうため、葺き替え工事やカバー工法などを検討することになるでしょう。
あと何年くらい現在の屋根を使いたいのか、何度目のお手入れなのかなども、見積を依頼する際に施工店に相談しておくと、よりご希望に沿った提案を聞くことができるでしょう。
屋根塗装の事なら塗り達!
屋根塗装のフッ素とシリコンについて解説しました。
フッ素よりもグレードの高い無機塗料もありますが、何が何でもグレードが高くて耐久年数が長い塗料がよいかといえばそういうことでもありません。
お客様やご家族様のライフプランやご希望に合わせて選ぶことが最善の選択だといえます。
塗り達では屋根塗装の見積や施工提案のご依頼を承っています。どんなことでもお気軽にご相談ください。