モルタル防水とは? 防水モルタルとの違いも解説
2025年10月10日 公開
「モルタル防水」や「防水モルタル」という言葉を聞いたことがありますか?
モルタル防水と防水モルタルはとても似ている言葉ですが、指す内容は別物です。
今回はモルタル防水について、また混同されやすい防水モルタルとの違いも解説します。
モルタル防水は防水工事の施工方法の1つ
モルタル防水とは、モルタルを使った防水工事の施工方法の1つです。
ウレタン塗膜防水や、FRP防止など、防水層を作る方法が名前に入っています。
モルタル防水は、塗膜防水の1つともいえる方法で、一昔前まではベランダなどの防水工事に使用されていました。
しかし現在では、防水性の低さから戸建て住宅やマンションなどの防水工事では施工されることがなくなりました。
階下に部屋などのない庇の上部など、一部ではまだ施工されることがありますので、もしかすると見積書などで目にする機会もあるかもしれません。
モルタル防水の特徴は、防水層がひび割れしやすいことです。そのため、一度ひびが入ってしまうと簡単に雨漏りし、耐久性においては個体差がありすぎて何年くらいともいえない施工方法となっています。
防水モルタルとの違い
モルタル防水が防水工事の施工方法なのに対し、よく似た名称の「防水モルタル」とは「防水機能を付加したモルタル」建材を指す言葉です。
汎用のモルタルはセメントに水と砂を混ぜ練ったもので、「セメントモルタル」とも呼ばれます。セメントモルタルは硬化すると水を通しにくくはなりますが、完全に防水なわけではないのです。そのため防水性が必要な場所への施工には「防水モルタル」が使われます。防水モルタルを使うシーンは、たとえばモルタル外壁の補修などがあります。
防水モルタルを使って防水層を作る方法が「モルタル防水」というわけです。
防水工事のご相談は塗り達
モルタル防水や防水モルタルについて解説しました。施工場所によってはまだまだ現役で使われているモルタル防水ですが、ベランダやバルコニーにはウレタン塗膜防止やFRP防水、シート防水などの施工を行います。
防水工事は施工場所や下地の状態によって最適な施工方法が異なります。
防水工事のご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください。