アクリル塗料とは?性能と現在使われにくい理由を解説
2026年4月19日 公開
この記事ではアクリル塗料について解説しています。
外壁塗装に使われる塗料にはシリコン塗料やフッ素塗料など、さまざまな種類があります。
その中でも「アクリル塗料」は一昔前によく使われていた塗料の一つです。現在では他の塗料に比べて使用頻度が下がっていますが、その特徴を知っておくことは、塗料選びの判断材料になります。
この記事では、アクリル塗料の性能やメリット・デメリット、現在ではあまり使われない理由について解説します。
アクリル塗料の基本性能
アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とした合成樹脂塗料です。
軽量で発色が良く扱いやすいことから、かつては一般住宅の外壁や屋根だけでなく、鉄部や室内塗装にも広く使われていました。
主な特徴は以下のとおりです。
発色がよく、色のバリエーションが豊富
乾燥が早く、施工性が高い
価格が安価でコストを抑えられる

これらの点から、予算を抑えたい小規模な塗装や短期的な保護目的での塗装工事では、現在でも使用することがあります。
なぜ今は使われなくなったのか?
アクリル塗料が現在では外壁塗装において主流でなくなった理由は、耐久性の低さにあります。外壁塗装を専門に行う施工店の中には取り扱っていない会社も多いのですが、DIYでの使用は現在でも続いています。
アクリル塗料には以下のようなデメリットがあげられます。
耐候性が低く、劣化しやすい(耐用年数は3〜5年程度)
紫外線に弱く、色あせやチョーキング現象が早く起こる
塗膜が硬く、ひび割れが起きやすい
外壁や屋根など、屋外の厳しい環境に長期間さらされる箇所に使用するには、性能面で不安が残るため、現在ではシリコン塗料・フッ素塗料・ラジカル制御型塗料など、より高耐久な塗料に移行しています。
シリコンであれは約10年、フッ素やラジカルになると15年以上持つものもあります、せっかくプロが塗装するのですから、5年くらいで劣化してしまう塗料が選ばれにくいのは納得ですよね。
それでもアクリル塗料が使われるケースとは?
完全に使われなくなったわけではなく、次のようなケースでは今も利用されることがあります。
仮設建物や短期間使用の構造物
DIYや室内塗装
予算重視の簡易塗装
また、近年では従来型よりも性能を高めた「アクリルシリコン塗料(アクリル+シリコンのハイブリッド)」も登場しており、適材適所で活用されています。
アクリル塗料はメリットを活かして今でも限定的に使用されている
アクリル塗料は、コストパフォーマンスや色の鮮やかさでは優れているものの、耐久性や保護性能の点で他の塗料に劣るため、現在の住宅塗装ではあまり採用されなくなっています。特に外壁や屋根など長期的なメンテナンスが求められる部分には、より高性能な塗料を選ぶのが一般的です。
塗料選びは家の寿命に大きく関わるため、費用だけでなく耐久性・機能性・メンテナンス性を総合的に判断することが大切です。外壁塗装を検討する際は、塗装店に相談して、住まいや目的に合った塗料を選びましょう。









