塗料の艶(つや)とは? 外壁塗装を考えるなら知っておきたい基礎知識
2026年7月12日 公開
この記事では、塗料の艶(つや)について解説しています。
外壁塗装の打ち合わせで塗料を選ぶ際に「艶あり」「艶なし」などの言葉を聞いて、どのような違いがあるのか気になったことはありませんか?
「塗料の艶」とは、簡単に言えば塗装面の光沢の度合いのこと。見た目の印象を大きく左右するだけでなく、耐久性や汚れの付きやすさにも関係します。
本記事では、塗料の艶の種類と特徴、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
塗料の艶の種類は5段階が基本
一般的な外壁用塗料は、以下のように艶の度合いを5段階に分けて選ぶことができます。
艶あり(100%艶)
7分艶(70%艶)
5分艶(50%艶)
3分艶(30%艶)
艶消し(0%艶)
数字が大きいほど光沢が強く、ピカピカ・テカテカした仕上がりになります。逆に、艶が少ないほど落ち着いたマットな印象になります。

艶の違いで何が変わる?仕上がりの印象
塗料の艶加減には、以下のような特徴があります。
艶あり・7分艶の特徴
→ 光沢があり、塗膜表面がつるつるとなめらかなので汚れが付きにくく、耐久性が高いとされます。新築のような仕上がりにしたい方におすすめです。
5分艶・3分艶の特徴
→ 適度な艶を抑え、上品で落ち着いた印象に。汚れにくさと見た目のバランスが取れています。艶消しの特徴
→ マットな質感で、高級感や和風の外観にぴったり。ただし、表面がややザラついているため汚れが付きやすく、耐久性もやや劣る傾向があります。
塗料の艶加減の調整方法
塗料はもともと艶ありの状態でテカテカな状態が基本です。

艶を落としたい場合は、ツヤ消し剤を入れてツヤを消していきます。
ツヤ消し剤は添加物なので、艶あり(添加物なし)よりも、ツヤ消し剤がたくさん入っている塗料のほうが、耐久性などの性能面で多少劣るといわれます。
無機塗料など元々耐久性のたかい塗料を選ぶ場合、艶なしまでツヤ加減を落としてしまうと、添加物がたくさん入ることになり、無機塗料本来の耐久性が十分に発揮されない恐れがあります。塗料のグレードとツヤ加減を選ぶ際には施工店に相談しながら決めるとよいでしょう。
艶を選ぶときの注意点
塗料の艶加減は、仕上がりや見た目の好みだけでなく、以下の点も踏まえて選ぶのがおすすめです。
日当たりの良い場所は艶が目立ちやすい
光が強く当たる面は、艶の具合がはっきり見えるため、光沢を抑えた方が自然に見えることもあります。光りすぎると、選んだ塗料が白っぽく見えます。外壁材の風合いを活かしたい場合は艶控えめが◎
サイディングやモルタルの質感を残したい場合は、艶を抑えることで自然な印象になります。汚れやすい立地なら艶ありがおすすめ
車通りが多い場所や湿気の多い場所では、汚れが付きにくい艶ありが機能面で優れています。
塗料の艶は、外壁の印象やメンテナンス性に関わる大事な要素です。塗料そのものの性能と併せて、仕上がりイメージや周囲の環境にも配慮して選ぶことが大切です。塗装前にはサンプル板や施工事例で艶感を確認しておくと、仕上がりに満足しやすくなります。









