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屋根塗装の記事一覧

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2025年11月6日 更新!

外壁塗装や屋根工事に欠かせない「足場」とは?安全で丁寧な工事のために知っておきたいこと

外壁塗装や屋根工事を検討して見積もりを取ると、「足場代」という項目を目にすることが多いですよね。 「足場って何のために必要なの?」「けっこう高いけど省けないの?」 そんな疑問を持たれる方も少なくありません。 このブログでは、工事には欠かせない足場の役割や必要性、そして費用の目安や節約のコツまで、わかりやすくご紹介します。 1. 足場とは? 足場とは、外壁塗装や屋根工事など、高所での作業を安全かつ効率的に行うために設置される仮設の作業ステージのことです。 主に金属製のパイプや鋼管を組み合わせて建物の外周を囲み、その上に板を渡して職人が立ち作業を行えるようにします。 足場を設置することで、職人が安定した姿勢で作業できるだけでなく、移動や材料の運搬もスムーズに行えるようになります。 また、塗装や補修といった細かい部分まで手が届きやすくなるため、仕上がりの精度が高まり、美しい仕上がりを実現することができます。 さらに、足場には安全ネットや飛散防止シートを取り付けることで、作業中の工具や塗料の飛散を防ぎ、近隣への配慮や安全対策にもつながります。 こうした点からも、足場は単なる作業スペースではなく、職人の安全確保と高品質な施工を支える非常に重要な設備といえます。   2. なぜ足場が必要なの? ① 安全を確保するため 外壁塗装や屋根工事は、2階や屋根の上など高所での作業が中心になります。 足場がない状態では、職人が不安定な姿勢で作業を行うことになり、ちょっとしたバランスの崩れで落下事故が起きる危険性があります。 特に屋根の勾配が急な建物では、命に関わる重大な事故につながる可能性もあります。 しっかりとした足場を設けることで、職人が安定した姿勢で安心して作業できる環境をつくることができます。 また、安全ネットや手すりなどの安全対策も一緒に設置されるため、作業中の事故防止につながります。足場は、職人の安全を第一に考えた、工事に欠かせない設備です。 ② 作業の精度を上げるため 足場を設けることで、職人はしっかりと足元を安定させながら作業を行うことができ、細かい部分まで丁寧に施工できます。 これにより、塗りムラや塗り残しを防ぎ、均一で美しい仕上がりが実現します。 また、外壁の高い部分や軒天・破風板など、普段は手が届かない箇所にも確実にアクセスできるため、見えにくい部分まできちんと仕上げることが可能になります。 足場がしっかりしているほど、職人の集中力も保ちやすく、結果として施工品質の向上につながります。 ③ 近隣への配慮のため 足場には「飛散防止ネット」や「養生シート」を張るのが一般的です。 これらは、作業中に発生する塗料の飛び散りやホコリ、ゴミが周囲に広がるのを防ぐ役割を持っています。 特に住宅が密集している地域では、近隣の家の外壁や車、洗濯物などに塗料が付着してしまうとトラブルの原因になりかねません。 足場とネットをしっかり設置することで、近隣住宅や通行人への被害を防ぎ、安心して工事を進めることができます。 このように足場は、「安全」「品質」「近隣への配慮」という3つの面で非常に重要な役割を果たしており、すべての外壁・屋根工事に欠かせない存在です。 3. 足場の設置から撤去までの流れ ① 事前準備 足場を設置する前に、まずは家の周囲を丁寧に確認します。 作業スペースを確保するために、車や自転車、植木鉢などを移動したり、動かせないものにはビニールシートをかけて養生します。 また、隣家との距離や電線の位置などもチェックし、安全に足場を組めるよう計画を立てます。こうした事前準備をしっかり行うことで、トラブルのないスムーズな設置が可能になります。 ② 足場の組み立て 準備が整ったら、専門の足場職人が金属パイプを使って足場を組み上げていきます。 通常は半日から1日ほどで設置が完了します。 職人が安全に作業できるように、しっかりとした強度とバランスを保ちながら組み立てられます。 組み立ての際は大きな金属音が出るため、事前に近隣の方へ挨拶や説明を行うことも大切です。 ③ メッシュシート(飛散防止ネット)の取り付け 足場が組み上がった後は、家全体を覆うようにメッシュシート(飛散防止ネット)を取り付けます。 このシートには、塗料の飛び散りやホコリの拡散を防ぐ役割があります。 特に外壁塗装の際は、周囲の住宅や車を汚さないようにするために欠かせません。 また、工事中のプライバシー保護にも役立ちます。 ④ 工事期間中の使用 足場は、塗装や補修などの作業中、職人が安全に移動しながら効率よく作業を行うための大切なステージです。 高所での塗装や細部の補修、点検作業など、あらゆる工程で活用されます。 安定した足場があることで、塗りムラや塗り残しを防ぎ、丁寧な仕上がりが実現します。 ⑤ 工事完了後の解体・撤去 すべての工事が完了したら、足場を解体します。 解体作業は組み立てと同じく専門の職人が行い、部材を一本ずつ慎重に取り外していきます。 撤去後は、トラックで資材を搬出し、現場周辺の掃除をして終了です。 足場を外すことでようやく建物の全体が見えるようになり、塗装の仕上がりを確認することができます。 このように、足場の設置から撤去までには安全と品質を守るための多くの工程があり、どれも丁寧な作業が求められます。 4. 足場の費用はどのくらい? 足場の費用は、建物の大きさや形状、周囲の環境などによって異なりますが、一般的な目安は1㎡あたり700〜1,000円程度です。 たとえば、一般的な2階建ての戸建て住宅(延べ床面積30〜40坪ほど)の場合、およそ15〜25万円前後が相場になります。 屋根の形が複雑な建物や、狭い敷地で足場を組む場合は、設置に手間がかかるため費用がやや高くなる傾向があります。  費用の内訳 内容 説明 材料費 パイプや板など、足場本体のレンタル費用。建物の大きさや使用期間によって変動します。 組立・解体費 足場を安全に設置・撤去する職人の人件費。作業の難易度によっても変わります。 運搬費 トラックで足場資材を現場まで運ぶための費用。距離や量によって異なります。 飛散防止ネット費 塗料やホコリが周囲に飛ばないように設置するネットの費用。 安全管理費 作業中の安全対策や保険加入など、安全確保のために必要な費用。 足場費用というと「単なる組立代」と思われがちですが、実際には職人の安全を守り、施工の品質を支えるための重要なコストが含まれています。 しっかりとした足場があることで、作業効率や仕上がりの美しさが大きく変わるため、決して無駄な費用ではありません。 👉 足場は、“安全で丁寧な施工”を支えるための大切な投資と考えるのが良いでしょう。 5. 足場費用を抑えるポイント 足場の設置にはまとまった費用がかかるため、できるだけ無駄のないタイミングで工事を行うことが大切です。 ここでは、足場費用を賢く節約するための3つのポイントをご紹介します。 ✅ 外壁と屋根を同時に工事する 外壁塗装や屋根塗装など、足場を使う工事をまとめて行うことで、足場の設置費用を1回分に抑えることができます。 たとえば、外壁塗装を今年行い、翌年に屋根塗装を行う場合、それぞれに足場費用が発生してしまいますが、同時に行えば1回の設置で済むため、約10〜20万円の節約になることもあります。 また、同時に施工することで全体の色のバランスも整いやすく、住まい全体の見た目も美しく仕上がります。 ✅ 雨樋・ベランダ防水なども一緒に 足場があるタイミングは、普段手が届かない箇所のメンテナンスにも絶好の機会です。 たとえば、雨樋の交換・修理、ベランダやバルコニーの防水工事、破風板や軒天の補修などを同時に行うことで、将来的に再び足場を組む手間や費用を避けられます。 「せっかく足場を組むなら、まとめて直す」という考え方で、長期的なコスト削減が可能です。 ✅ 複数の業者に見積もりをとる 足場の費用は、使用する資材の種類や組み立て方法、現場の条件によっても変わります。 そのため、複数の業者から見積もりをとって比較することが大切です。 ただし、極端に安い業者は安全対策や施工品質に不安がある場合もあります。 費用だけでなく、安全性・対応力・口コミ評価などもあわせてチェックし、信頼できる業者を選びましょう。 足場費用は決して安いものではありませんが、「まとめて工事」「計画的なメンテナンス」「信頼できる業者選び」を意識することで、無駄を省きながら安全で高品質な工事を実現できます。  6. 隣の家が近い場合はどうなる?Q&A 住宅が密集している地域では、「家と家の間が狭いけれど足場は組めるの?」「隣の家に迷惑がかからないか心配…」というご相談をよくいただきます。 ここでは、そんな不安を解消するためのポイントをQ&A形式でご紹介します。  Q. 家と家の間が狭くても足場は組めますか? → はい、可能です。 最近では、狭い場所でも対応できる「狭小用足場(きょうしょうようあしば)」というスリムタイプの足場があります。 30〜40cmほどのわずかなスペースでも設置できるため、都市部の住宅や隣家との間隔が狭い家でも問題ありません。 また、足場職人が現場の状況を確認し、建物に傷をつけないよう丁寧に設置してくれるので安心です。  Q. 隣家の敷地に入らないと足場が組めない場合は? → その場合は「越境許可」をお願いすることがあります。 敷地のスペースが限られていて、隣家の一部をお借りしなければ足場を設置できないケースもあります。 その際は、施工業者が事前に隣家へ丁寧に説明と挨拶を行い、了承を得たうえで作業を進めます。 無断で敷地に入ることはありませんのでご安心ください。多くの業者では、トラブル防止のために書面で許可を取ることもあります。 Q. 隣の家に塗料が飛ばないか心配です… → 「飛散防止ネット」でしっかりガードします。 足場の外側には、塗料やホコリの飛散を防ぐネット(メッシュシート)を全体に張り巡らせます。 これにより、隣家の壁や車、洗濯物などを汚してしまう心配を大幅に減らせます。 また、風が強い日や天候が不安定な日は、安全のために作業を中止・延期するなど慎重に対応します。 🏠 隣家との距離が近い場合でも、経験豊富な職人と配慮のある施工会社であれば、安全に足場を組み、近隣トラブルを防ぎながら安心して工事を進めることができます。  7. 同時施工で足場を有効活用する方法 足場は決して安くないため、「せっかく組むなら最大限に活用する」ことがポイントです。 外壁塗装だけでなく、同じ足場を使ってほかのメンテナンスもまとめて行えば、費用も時間も大幅に節約できます。 🏠 足場を活用できる主な工事例 工事内容 説明 屋根塗装・屋根カバー工法 外壁塗装と同時に行えば、足場を1回で済ませることができ、施工費を抑えられます。屋根の劣化を早期に防げるメリットもあります。 雨樋の交換・修理 高所にある雨樋は足場がないと作業が難しいため、塗装と一緒に行うのが効率的です。詰まりや割れもチェックできます。 軒天・破風板・雨戸などの塗装 建物の見た目を整えるだけでなく、部材を雨や紫外線から守る効果があります。足場を使えば細部まで丁寧に施工できます。 ベランダ・バルコニーの防水工事 足場があるうちに防水層の点検や塗り替えをしておくと、雨漏りの予防になります。 コーキング(シーリング)打ち替え 外壁の目地部分のひび割れを補修し、防水性を高めます。外壁塗装と同時に行うことで長持ちする仕上がりになります。 💡これらの工事を別々の時期に行うと、そのたびに足場費用(15〜25万円前後)が発生します。 一方、1回の足場設置でまとめて工事を行えば、総額を10万円以上節約できるケースも少なくありません。 計画的にメンテナンスをまとめて行うことで、費用を抑えながら建物の寿命を延ばし、見た目も美しく保つことができます。 👉 「足場を組む=家全体を見直すチャンス」と考え、同時施工を上手に活用しましょう まとめ 足場は、外壁塗装や屋根工事を安全かつ丁寧に行うために欠かせない重要な設備です。 職人が安定した姿勢で作業できることで、塗装の精度が高まり、細部まで美しく仕上げることができます。 また、飛散防止ネットを設置することで、近隣への塗料の飛び散りやホコリを防ぎ、トラブルのない安心な工事環境を整えることができます。 足場の費用は一般的な2階建て住宅で15〜25万円前後が目安です。 この費用には、材料費や組立・解体の人件費、安全管理費などが含まれており、「安全で高品質な工事を行うための必要なコスト」といえます。 さらに、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、足場の設置を1回で済ませられ、費用を大幅に節約することも可能です。 雨樋の交換やベランダ防水、コーキング補修なども同時に行えば、将来的な再設置の手間やコストを抑えられます。 足場は「安全・品質・近隣への配慮」を支える重要な役割を持つとともに、住まい全体のメンテナンスを見直す良い機会でもあります。 外壁塗装や屋根工事を検討する際は、信頼できる専門業者に相談し、計画的に足場を活用することで、安心・快適な住まいを長く維持していきましょう。

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2025年1月31日 更新!

―― 塗装業者とハウスメーカーの違いとは?選び方ガイド ――

塗装業者とハウスメーカーの違いとは?選び方ガイド    自宅の外壁塗装やリフォームを検討しているとき、よく悩むのが「塗装業者」と「ハウスメーカー」の選択です。 それぞれの特徴やサービスに違いがあるため、自分にとって最適な選択をするためには、 しっかりと理解しておくことが重要です。今回は、塗装業者とハウスメーカーの違いを比較し、 それぞれのメリットやデメリットを解説しながら、最適な選び方を提案します   塗装業者とは?     塗装業者は、外壁塗装や屋根塗装など、主に「塗装」を専門に行う業者です。 住宅のリフォームや新築時の塗装工事を手掛けるプロフェッショナルであり、塗装に特化した知識や技術を持っています。  塗装業者の特徴  専門的な技術:    塗装業者は、塗装に関する知識や経験が豊富で、外壁や屋根の塗装に必要な専門技術を熟知しています。    さまざまな塗装方法や材料に精通しており、最適な選択が可能です。 柔軟な対応:    塗装業者は、依頼主のニーズに合わせた柔軟な提案や対応が得意です。    例えば、特定の色や塗料を使いたい、短期間で仕上げてほしいなど、個別の要望に応じた工事を提供できます。 コストパフォーマンス:    一般的に、塗装業者はハウスメーカーよりも料金がリーズナブルです。    無駄なコストがかからず、シンプルな施工内容でコストを抑えた高品質な仕上がりが期待できます。 ハウスメーカーとは? ハウスメーカーは、住宅の設計、施工、販売を行う企業で、住宅の新築やリフォームを総合的に手掛けることが特徴です。 外壁塗装はその一部として提供されることが多いですが、基本的には「住宅全体」を見越したサービスとなります。    ハウスメーカーの特徴  一貫したサービス:    ハウスメーカーは、新築住宅やリフォーム全体のプランニングから施工までを一貫して提供します。    家全体のデザインや構造に合わせた塗装が行われるため、統一感のある仕上がりが期待できます。 ブランド力と安心感:    大手のハウスメーカーは、長年の実績と信頼性があり、保証やアフターサービスが充実しています。    そのため、安心して依頼できる点が魅力です。 高額になりやすい:    ハウスメーカーは、塗装以外にも多くのサービスがセットになっているため、料金が高くなりがちです。    また、施工の柔軟性や個別対応が難しい場合もあります。     塗装業者とハウスメーカーの違い   次に、塗装業者とハウスメーカーの違いをいくつかのポイントで比較してみましょう。   1. 専門性 塗装業者:    塗装に特化しているため、施工技術や材料に対して非常に高い専門性を持っています。    外壁や屋根の塗装に関する最適な提案ができます。 ハウスメーカー:    住宅全体の施工を担当しているため、    塗装に関しては専門業者ほどの深い知識や技術がない場合があります。 2. 価格 塗装業者:    塗装業者は比較的安価でサービスを提供することができ、余分なコストが発生しません。    無駄を省いた価格設定が特徴です。 ハウスメーカー:    ハウスメーカーは、塗装だけでなく他のリフォームや設備の提供も行っているため、    料金が高くなることがあります。    特にパッケージサービスが多いため、塗装のみを依頼すると割高に感じることもあります。 3. 柔軟性 塗装業者:    個別のニーズや要望に柔軟に対応できるため、    色や仕上げの細かいこだわりに応えてくれることが多いです。 ハウスメーカー:    提供されるサービスがパッケージ化されていることが多いため、    個別対応に限界がある場合があります。 4. アフターケアと保証 塗装業者:    多くの塗装業者は、施工後の保証やアフターケアを充実させており、    万が一のトラブルにも対応してくれます。 ハウスメーカー:    ハウスメーカーも保証はありますが、    塗装だけでなく他の工事全体に関する保証となるため、塗装に特化したサポートが少ないことがあります。 塗装業者を選ぶべき理由   塗装業者を選ぶべき理由は以下の通りです。   コストパフォーマンスが良い 塗装業者は、塗装に特化しているため、無駄な費用がかからず、高品質な塗装をリーズナブルな価格で提供してくれます。 専門性に優れている 塗装業者は、塗装技術に特化しており、仕上がりや耐久性に関して非常に高い品質を期待できます。細かな部分までこだわりを持って施工してくれるため、長期的に美しい外観を保つことができます。 柔軟な対応 依頼者の希望に応じて、色や材料の選定を細かく調整できるため、個別のニーズに応じた最適な提案を受けることができます。 施工のスピード 塗装業者は、特定の塗装作業に集中しているため、工事が比較的スムーズに進み、短期間で仕上げることができます。 ◎ まとめ ◎   塗装業者とハウスメーカーにはそれぞれの特長とメリットがありますが、 外壁塗装や屋根塗装に特化した高品質でリーズナブルなサービスを提供しているのは塗装業者です。 コストパフォーマンスが良く、専門的な技術と柔軟な対応力を求めるのであれば、塗装業者を選ぶのが最適でしょう。 自分の予算やニーズに合わせて、信頼できる塗装業者を見つけることで、満足のいく塗装を実現しましょう。  

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施工の様子
2022年12月30日 更新!

屋根(カラーベスト)施工の様子 l塗り達

2022年12月30日 公開   今回の記事では、屋根塗装の施工の様子をご紹介いたします。     ①屋根:施工前 屋根材は「カラーベスト」です。       ②屋根:高圧洗浄、高圧洗浄完了 高圧洗浄機を使用し、旧塗膜や、カビ、コケ、埃、砂などを丁寧に洗い流していきます。 洗浄をおろそかにしてしまうと、屋根材の表面に旧塗膜や、カビ・コケなどが付着した状態のまま 塗料を塗る事になるので、早期の塗膜剥離などの原因となります。 キッチリと洗い流してあげましょう。       ③屋根:下塗り1回目・2回目 続いて下塗りです。   カラーベストは吸水性が高く、塗料が浸み込んでいきます。 下塗り材が浸み込むこと自体は、屋根材を強く固めるので良いことなのですが、 浸み込んで表面に出ていない状態で上塗り塗料を塗装してしまうと、 上塗りとの密着性が損なわれてしまうため、耐久性が落ちる原因となってしまうのです。   下塗りを1回目塗り終えたあとは、2回目もしっかり塗っていきます。       ④屋根:タスペーサー カラーベストには、重なり合っている部分があります。   ほんの少しの溝ではあるのですが、 塗装をした際に、塗料が溝をふさいでしまいますので、 ふさいでしまった溝を開けておくためにタスペーサを挿入します。   溝を開けておくことで、雨漏り防止や通気性を確保することに繋がります。       ⑤屋根:上塗り1回目・上塗り2回目 上塗りをしていきます。 今回は、シリコン塗料のヤネフレッシュFをお選びいただきました💡   黒系のお色味です。     塗りムラや塗り残しがないよう、2回目も丁寧に塗っていきます。       ⑥屋根:施工完了 施工完了です✨ とてもきれいに仕上がりました!         いかがでしたが?? 塗り達では、お客様のご要望をお伺いした上で、 現地調査をさせて頂き、屋根の状態に応じて施工の提案をさせて頂いております。     現地調査・見積作成は、すべて無料です!! どうぞお気軽にお問い合わせください  

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屋根塗装
2022年12月9日 更新!

屋根で使用されるタスペーサーとは? l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】 

2022年12月9日 公開   塗装工事のお見積りを業者に依頼されたとき、 屋根塗装のお見積りの中に、 タスペーサー工法という項目があるのを見たことはありますか?   今回は、屋根塗装工事で多く使用される”タスペーサー”について お話ししたいと思います。     屋根は、毎日太陽の光や紫外線、 そして雨風や雪などから家を守ってくれる大切な部分です。   常に過酷な自然環境に晒されているので 大体8~10年ほどで屋根の塗り替え工事が必要になります。       屋根塗装で使用されるタスペーサーとは??   ↑これくらいの大きさで     ↑このような向きで屋根に差し込んでいるものがタスペーサーです。   タスペーサーは屋根の隙間を確保してくれるとても重要なアイテムです✨   タスペーサー挿入後に重ね塗りをしても、 確保した隙間が塞がれることなく、 雨漏りや結露などの被害を防ぐことができる道具なんですよ       タスペーサーを挿入するタイミング   下塗り作業のあとに、タスペーサーを挿入します。   タスペーサーを入れたあとには、 中塗り・上塗りの工程が続きますが、 違和感なく塗り替えができます         最後に タスペーサーを似た作業で”縁切り”という方法もあるのですが、 縁切りは職人さんが、カッターナイフや皮スキといわれる専用の装具を使用し、 ひとつひとつ手作業で処理していきます。 そのため、職人さん2人がかりでも丸一日作業を行わなければならない程 時間がかかってしまいます。   反対に、タスペーサーだと1人で2時間~3時間の作業で済み、 屋根を傷つける心配もありませんのでおすすめです!   ただ、タスペーサーを使用できない場合もありますのでご確認くださいね      

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屋根の画像
2022年12月4日 更新!

屋根の塗装についてご紹介します💡 l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】 

2022年12月4日 公開   今回は、【屋根塗装】についてお話ししたいと思います☆     みなさま💡 屋根はなぜ塗装しなければいけないのか、ご存知ですか??   パッと思いつくのは「綺麗に魅せるため」ということではないでしょうか✨   もちろん屋根を塗装して綺麗にすることはとても大切です。   屋根が汚いままだとなんとなく印象が悪くみられることもあるでしょうし、 美観性を上げることは良いことだと思います。   しかし、屋根を塗装する上で一番大事なことは、 「屋根を保護する」こと。です💡   もっといいますと、「屋根が劣化しないように保護すること」が重要です!!       屋根は、外的要因からの影響が1番大きいところです。 大体7年~15年程度で、紫外線や熱などによって劣化しますので、 保護機能も失われてしまいます💦     塗装による保護機能が失われてしまうと急速に劣化が進み、 建物の内部にまで影響が及んでしまいます。   内部にまで劣化が進んでしまった場合、 それだけ改修費用も掛かってしまう可能性がありますので、   出来るだけ劣化症状が軽度なうちに塗り替え工事を行うと安心ですよ。       塗装の役割をご紹介💡   ■美観を保つこと 屋根を綺麗な状態にしておくことで、「美観」を保つことが出来ます。 塗装は「色」「艶」によって印象が変わるので、 様々な美しさを魅せることが出来るでしょう。   ■雨・紫外線・サビなど劣化の原因になるものから守る(保護) 日本瓦以外のスレート屋根、金属製の屋根、 セメント瓦などの屋根は、雨や紫外線、 サビの発生に対しての耐性が強くないので、塗装で保護しておかないとすぐに劣化してしまいます。       屋根を塗装するべきなのは、いつごろ?   ■色褪せが発生しているとき 塗装によって形成された塗膜が薄くなり、 塗膜中の顔料が少しずつ外に漏れだしている状態のことを色褪せといいます。   色褪せがみられた場合に塗装をしてあげると、劣化を抑えることが可能です。 発見したら、早めに塗り替えの時期を塗装業者と相談されてくださいね。     ■カビやコケが発生しているとき カビやコケが発生していると、 屋根の劣化スピードが早まりますので、除去してあげましょう。     ■ひびや割れがみられたとき もしヒビや割れが飛来物の衝撃によるものであれば、業者に依頼し、 補修されたあとに塗り替えを行いましょう。   劣化によって起こったひび割れであれば、 その原因は塗装の保護機能が失われたことによるものなので、 放置していると、屋根の構造がもろくなってしまいます。 早めに塗装を検討してあげてくださいね。     ■サビが発生していたり塗膜が剥がれているとき 塗装による保護機能がなくなると、金属が酸素と水に反応して錆が発生してしまいます💦 サビは放っておくとどんどん広がっていきますので、 小さいうちに塗り替えすることをおすすめします。   もし塗膜の劣化が進んでしまったら、、、、 塗装と屋根の一部がボロボロッと剥がれてしまいますのでご注意ください><       まとめ   屋根に劣化症状がみられた場合、放置したままにしてしまうと、 お住まい全体にダメージが広がってしまいますので、 新築から大体10年ほど経過しましたら、 一度専門の業者さんに現在の家の状態を確認してもらうと 安心ですよ    

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屋根 漆喰の画像
2022年10月29日 更新!

瓦屋根の漆喰とは?どんな役割があるの?

2022年10月29日 公開 今回は、屋根材に使用されている瓦の漆喰についてお話ししたいと思います。   ■瓦屋根の漆喰とは?? 漆喰とは、屋根瓦の1番上にあたる棟(むね)の台土を守るために塗りこまれている材料です。 画像のように白く塗りこまれた部分です。     漆喰の主原料は、水酸化カルシウムです。   漆喰は、サンゴや海洋生物からできている石灰石を焼き、 水を加えたもの→「消石灰」を使用しています。   この消石灰に つなぎとしてノリやスサを加え、水で練ったものを漆喰と呼んでいます。   簡単に言うと、 「サンゴなどの海洋生物から出来た石を焼いて水を加えたもの」 が主な原料ということですね   漆喰の主成分である、消石灰は二酸化炭素を吸収すると固まって石灰石となります。   植物と同じように二酸化炭素吸収することから、 これを漆喰の「呼吸」とも呼ばれているそうです!   石灰石に固まるといっても、二酸化炭素を吸ってすぐに固まるというわけではなく、 完全に固まるまでにはおおよそ100年ほどかかるとされており、 漆喰は長い期間、呼吸をし続ける建築材なんです。   二酸化炭素を吸ってくれるなんて、、、✨ 環境問題や自然素材に注目されてる今のSDGs時代にぴったりな建築材ですね。 現在は、壁材としてはもちろん屋根の一部にも使用されているそうですよ💡       ■漆喰の役割   日本瓦は、基本的に屋根に固定されているわけではありませんので、 地震などの影響で動き、隙間ができることがあります。   屋根の漆喰は、瓦と瓦の隙間を埋めるコーキングのような役割があり、 雨水の侵入や小動物の侵入を防止してくれます。   瓦屋根の下には、 瓦が滑り落ちないよう「葺き土(ふきつち)」を敷いているのですが、 漆喰は葺き土を雨や風から守ってくれる役割も持っています。   もちろん多少の風や地震があってもズレたり落下することはありませんよ       ■漆喰は劣化するの?? 漆喰は工事完了後、ある程度時間が経つと変色することがあるのですが、 変色だけでは劣化の目安になりません   ではどんな症状がみられたら、劣化しているといえるのでしょうか?   ①漆喰のひび、剥がれ、崩れ、割れ ②地上から見ても明らかに瓦がズレている ③雨漏り   上記のような症状がみられる場合は、 一度、専門業者に点検を依頼されることをおすすめします。   漆喰が剥がれていても、すぐにお住まいに深刻な問題が発生するとは限りませんが、 すでに隙間から雨水が侵入して屋根の内部にまで広がっていたりすると お住まいへの影響は深刻化されます       ■漆喰を長持ちさせるためには? 漆喰が部分的に剥がれていたとしても、 葺き土が雨水の影響を受けるまでには数年かかります。   そうなると事態に気が付いたときには、部分的な補修だけでは済まないほど 大がかりな修復が必要になっている可能性があるのです。   出来れば雨漏りなどが発生する前に💡 定期的に点検や補修を行っておけば、 メンテナンスは費用が高額になることも減りますので、   少しでも気になることがありましたら、一度専門業者へご相談されることをお勧めします  

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2022年10月24日 更新!

屋根塗装にはどんな役割があると思いますか?? 

2022年10月24日 公開   今回の記事では、屋根が主役です✨ 屋根塗装をメインにお話ししたいと思います🏠         みなさま、屋根の塗装にはどんな役割があると思いますか??   パッと思いつくのは、「外観を美しくする」「屋根を綺麗に見せる」といったことでしょう。   もちろん屋根を塗装することで、美観性をアップさせるのはとても良いことですし、大切です。   しかし、屋根塗装の一番重要な役割は・・・・ 「保護する」こと!  屋根が「劣化しないように保護する」ことがとても重要なんです       *屋根塗装の3つの役割をご紹介* ①美観を取り戻す 経年劣化などによって剥がれてしまった屋根の塗装を、 塗り替えることによって色や艶などを表現し、お住まいを美しく見せています。     ②紫外線や雨などの影響から屋根を保護する 屋根材は、紫外線や雨に対しての耐性が強くありません また、雨などの水分によってサビなども発生してしまいます。 そのため、表面を塗料の膜で保護してあげないと、すぐに劣化してしまうのです。     ③様々な機能を持った塗料を使用することで暮らしが快適に 塗料には様々な機能を持った塗料があり、 お客様のご要望に添った機能性を持つ塗料を使用しています。   例えば、遮熱性のある塗料を使用した場合、 塗膜は太陽からの熱を反射させ、屋根表面の温度を最大で20℃下げることができ、 太陽熱による屋根材の劣化を抑えることが可能なのです。   また、セルフクリーニングの機能を持った塗料を使用すると、 屋根に付着した汚れなどを雨によって流すことが出来ます。   塗料の機能は様々で他にも「断熱・防カビ・防汚・弾性」などの機能性を持つ塗料が存在します。 これらの機能性を塗装によって付加することで、 塗り替え前の環境から、より快適に改善させることが期待できるのです。       *屋根を塗り替えるタイミング* 屋根の塗装は、使用した塗料によって変わりますが、 7年~15年程度と言われており、 紫外線や太陽熱、雨などによって劣化してしまいます。   劣化が進むと屋根を保護する役割も失われていくため、 そうなると劣化が急速に進み、お住まいの内部にまで浸食してしまいます   お住まいの内部にまで劣化が進んでしまうと、 最悪の場合、改修工事の費用が発生する可能性があるので、   そうならないためにも、定期的にメンテナンスを行い、 屋根の状態をチェックしてあげておくといいですね    

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2022年10月21日 更新!

軽くて耐久性に優れているカラーベストの魅力をご紹介✨ l京都市、宇治市、八幡市の外壁塗装&屋根塗装&雨漏り専門店【塗り達】 

2022年10月21日 公開   今回は、屋根材のひとつである、 カラーベストについてお話ししたいと思います。     カラーベストは、スレート屋根の一種でケイ石を原料としており、 薄い板状に成型されている屋根材です。   カラーベストは、屋根材メーカーが販売している製品名ですので、 一般的にはスレート瓦・スレート屋根と呼ばれておりますが、   カラーベストの普及により 現在ではスレート屋根自体のことを「カラーベスト」と呼ぶことも多いそうです💡   耐久性の高いカラーベストであれば20年~30年ほど使用でき、 定期的にメンテナンスを行うことで長持ちさせることが可能です。     最大の特徴は、軽くて耐久性に優れていること。     波型デザインや石材調、レンガ調などのデザインやカラーバリエーションも豊富なので、 洋風の家にも和風の家にも 様々なタイプの家にも合わせやすいのが魅力です。   さらにお値段も良心的で、工事費用を抑えたいと考えている人には おすすめの屋根材となっています。   デメリットをあげるなら、 防水性が低いため、塗装による定期的なメンテナンスが必要になります。   しかし定期的にメンテナンスを行うことで、 屋根材を長持ちさせることができるため💡 劣化がみられた場合は、放置せずに専門業者へご相談くださいね。     また、寒さには弱いのが難点です💦 凍害といって、カラーベストの主成分が水を吸ってしまい、 寒さで凍ったり溶けたりすることで膨張し、 スレートに割れやヒビが入ってしまう可能性があります。   そのため、北海道や東北などの寒冷地での使用にはあまり適していないです。   !!定期的にメンテナンスを行おう!!     カラーベスト自体には、防水性がありませんので、 防水性のある塗料をしっかりと塗装し、 経年などにより塗膜が劣化してきた場合は塗り替えを行いましょう!   防水性の低くなったカラーベストを使用し続けるのは、 外観の印象を悪くするだけでなく、カビやコケなどの発生に繋がったり、 そのほかの劣化症状を引き起こしてしまいます。   もちろん塗料の種類やお住まいの立地環境によっても 塗膜の寿命は変わりますが、 できれば約10年を目安に塗り替えをご検討されてみてくださいね     カラーベストの主な劣化症状といたしましたは、 色褪せや、ひび割れ、欠け、藻やコケ、カビなどなど。   カラーベストの劣化症状は、ほとんどが塗料の劣化によるものです。   定期的に点検をしたり、塗り替えによるメンテナンスを行って 大事なお住まいを長持ちさせましょうね  

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2022年10月16日 更新!

縁切りをするのとしないのとでは、屋根の寿命が変わってきます!

2022年10月16日 公開   お住まいの屋根材には何を使用されていますか?   もしスレート瓦を使用されている場合、「縁切り」という作業が 必要不可欠とされています。   縁切り(えんぎり)なんて・・・ ちょっと物騒な名前ですよね   しかし、スレート瓦を塗装する際には、 切らなければいけない縁です     この縁切りをするのとしないのとでは、 屋根の寿命が大きく左右されてしまいますので、 お話ししたいと思います。       ■□屋根塗装の際に行われる縁切りとは?□■   スレート瓦の屋根を塗装すると 屋根材と屋根材の重なる部分に塗料が入り込んでしまいます。   入り込んでしまった塗料がそのまま乾いて、塞がった状態になってしまうと 雨水の流れを阻害することとなり、 雨漏りの原因になってしまうのです。   そうならないためにも、 屋根材と屋根材の隙間に入り込んで出来てしまった塗料の膜を切り離し、 雨水の通り道を作ってあげなければなりません。   この作業を「縁切り」といいます。   スレート瓦は、新築時には塗装を行いませんので、 新築後初めて屋根の塗装工事を行う場合、縁切りは必要ありません。   ただし、2回目以降の屋根塗装では、縁切りは必要です! ※新築後初めての塗装でも、瓦の重ね目が塞がっている場合は縁切が必要となります。       ■□縁切りはなぜ必要なのでしょうか?□■ スレート瓦は雨水が重ね目の隙間を抜け流れていくことで、 屋根の内部に溜まらない構造になっています。   それがもし、隙間を抜けることなく雨水が溜まってしまうと…… 屋根の内部に雨水が侵入し、雨漏りなどの原因になってしまいます。   雨漏りは、内部に雨水が侵入し起こるトラブルなので、 重症化するまで気付かないことが多いです。   重ね目にできた塗料の膜を一つ一つ切っていく作業は 大変手間のかかるモノですが、 するのとしないのとでは、与える影響がとても大きいので 重要な工程として扱われています。       ■□縁切りの方法□■   ヘラやカッターを使って、 スレート瓦の重ね目を塞いでいる塗膜を一つ一つ切り離していく工法があります。   近年では、タスペーサーという道具を入れる工法が主流となっていますので、ご紹介します。     タスペーサーはスレート瓦の重ね目に挿入することで、 隙間を確保することのできる縁切り用の部材です。   下塗り塗装後に、約15㎝間隔で入れていきます。   タスペーサーを使用する場合は、 カッターなどで塗膜を切る必要はありませんので、 工事時間を短縮することに繋がります         もし、ご自宅の屋根材がスレート瓦の際は、 屋根塗装をされる際に、タスペーサーの挿入が工程に含まれているか 確認しておくと安心ですね  

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