外壁塗装で使うビニールは何のため?養生の重要性とは l塗り達
2023年12月20日 公開
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塗装工事では、足場と並んで大事な塗装前の準備があります。それが養生です。
養生とは、塗料がついてはいけない場所を養生用具で保護する作業です。
窓や床をビニールで覆ってあるのを見たことがある方もおられるでしょう。
塗装工事が終わればはがしてしまいますが、とっても重要な作業です。
本記事では養生の重要性について解説しています。
養生の目的と重要性
養生は、建築現場においては、作業を行う際にすでに完成されたものなどの破損を防止する目的であらかじめ保護しておくことです。
引っ越しなどでも搬入経路の通路やエレベーターに保護剤などを巻くことがありますよね。あれも養生も一種です。
塗装工事の場合、塗料が飛散したり、傷がつかないようにしたりする目的で養生を行います。
塗装工事では、養生を行うことで、塗らない部分のぎりぎりまでしっかり塗膜を付けることが可能になります。
また養生を行わずに塗料が飛散した場合、完成後に塗料をふき取る手間がかかり、効率がよくありません。
車など簡単には塗料が取れないものを保護するためにも、養生は重要な役割を果たしています。
養生の道具
養生に使う道具には次のようなものがあります。
マスカ(ポリフィルムに布テープがついたもの)
ノンスリップシート
マスキングテープ
マスカは塗装現場では必ず使うといっていいほどよく用いられる養生の道具です。
ポリフィルムに布テープがあらかじめついているので、広げながら貼っていくことができ、作業効率がアップします。
ノンスリップシートは、人が立ち歩く場所の床などに敷く養生です。普通のビニールでは滑ってしまい危険なので滑りにくいシートが開発されています。
マスカは、シーリング工事の際に、シーリング材がはみ出ても外壁などにつかないようにします。
養生する場所
塗装工事の際に養生する場所はいろいろあります。
雨戸やガラス戸など
外壁の塗料で塗らない場所、塗料が飛散するとよくない場所は養生します。
室外機
室外機も塗装しないので、養生します。
養生中もエアコンが使えるようにすることもできます。
車
敷地内にある車や、駐車場が近い場合は、カーシートで養生します。
玄関回り
塗装工事中も出入りのある玄関付近は、玄関ドアのほか、床も養生を行うことがあります。
ここでは滑りにくいシートを使用するほか、段差の注意喚起のためにとらテープを貼っています。
屋根足場の周り
屋根の高圧洗浄では、高い位置から水が飛散する恐れがあるため、足場からビニールで囲いを作り養生します。
養生は大事な下準備です
養生は、工事が終わればはがして破棄します。
しかし、養生しておかないと作業効率が悪いばかりか、大事なお車などを汚してしまうことがあり、なくてはならないものです。
目的や場所に合わせて様々な方法で養生を行います。ドアや窓など開閉したいなどのご希望にもお応えできるようにすることもできます。お気づきの点があれば工事中でもお気軽にお問い合わせください。
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