屋根の漆喰について 役割や特徴を解説 l塗り達
2024年3月24日 公開
この記事では屋根の漆喰について解説しています。
屋根の漆喰は、日本瓦を棟と瓦の隙間に使われ、土台にある葺き土を雨から守ったり、瓦を接着させたりする用途で用いられています。
日本瓦の耐久性は高く50~100年ほど持つといわれます。
対して漆喰は20年ほどで流れてきてしまったり、はがれたりするため早めのメンテナンスが必要です。
日本瓦の屋根は、瓦自体のメンテナンスは割れや欠けがない限り長期間しなくてよいですが、漆喰は外壁塗装などと同様、雨や紫外線、寒暖差などで傷んできますので、漆喰補修を行いましょう。
そもそも漆喰とは?
漆喰は水酸化カルシウムを主成分とする建材で、耐火性の高さや調湿性があることが特徴です。古くは大事なものをしまっていた蔵などの外壁に使われてました。
内壁や外構などにも意匠性の高さから採用されることも多い建材です。
半面、漆喰仕上は手間や費用が掛かるため、現代の住宅において外壁に漆喰を用いることはほとんどないといっていいでしょう。また乾燥によるひび割れが起きやすいデメリットもあり、メンテナンスにも手間がかかります。