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防水工事の不具合はなぜ起こる?事例と原因 l塗り達

2024年3月25日 公開

防水工事は熟練の技術が必要です。防水施工技能士という国家資格があるくらい専門的な工事であり、耐久性が高い棒す水工事をするためには知識と経験が必要になります。

この記事では、そんな熟練の技が必要な防水工事の不具合について、事例と原因を紹介します。

ウレタン防水施工完了後、防水工事をした箇所を歩くと靴跡がついてしまう

ウレタン防水は、液状のウレタンを職人の手作業で塗っていき防水層を作る方法です。

均一な厚みにするのが大変難しく、膜厚の付けすぎによって十分に硬化できていないと靴跡がつくことがあります。

これを硬化不良といい、防水層の耐久性が低くなってしまう原因の1つです。

硬化不良になると、それ以上硬化させるすべがないため、もう一度はがして一から施工しなおすことになってしまいます。

硬化不良になる原因として、前述の膜厚の付けすぎのほか、

  • 材料の撹拌不足
  • 乾燥時間の不足

などがあげられます。

施工時の天候や気温なども見ながら適切な乾燥時間を取り、かつスピーディに仕上げることが求められます。

施工後、防水層が浮いてきた

防水工事

施工箇所がぷくっと膨れているのがわかりますでしょうか。

これは下地から水分が上がってきて防水層に阻まれて逃げ場がなくなっている状態です。

下地から水分が上がってきているということは、雨漏りによって水がしみ込んでいた、またはどこかに隙間があり現在進行形で雨漏りしているかのどちらかです。

下地が雨漏りしている場合は、水分を逃がすための脱気筒を使う通気緩衝工法を採用するなど、防水工事の施工方法も適切なものを選ぶ必要があります。

安価だからとウレタン塗膜防水で下地に密着させてしまうと膨れの原因になることがあり注意が必要です。

また、防水工事をしたのに雨漏りが止まっていないということは、どこかに隙間があるということです。

防水層の端末処理ができていなかったり、外壁など別のところから水が入ってきているなどある場合は補修が必要でしょう。

雨が降るとベランダがプールのようになる

防水工事は、水が入らないように防ぐことが大切ですが、もう1つ大切なことがあります。

それが排水機能です。

防水層がきちんと機能していると、降った雨は床にしみこまずどんどんたまっていきます。

そこで排水されるよう勾配をつけて水を外へ出すことが必要になります。

何らかの原因で勾配が十分でない場合は、下地貼りから施工することもあります。

また、排水機能で重要なのがドレンです。

水が外へ排水されるこの部分が詰まっていたり壊れていたりすると、オーバーフローを起こし、水が流れずプールのようにベランダにたまってしまうのです。

プールとまではいかなくても水たまりができている場合も排水がうまくいっていないサインです。痛みがひどくなる前に補修してもらいましょう。

防水工事は正しい知識と確かな技術が必要です

防水工事の不具合事例についてよくあるケース3つをご紹介しました。

専門性が高く、技術力も必要なことから1回の工事で完璧に仕上げられるプロに任せたいですよね。

塗り達では、防水工事もワンストップで承っています。

もちろん施工するのは防水工事のスペシャリスト。塗装の職人とは別の防水施工の職人が行いますのでご安心ください。

外壁塗装とセットで行えば、足場も使用でき一石二鳥です。

防水工事のご相談も塗り達までお気軽に

 

 

2025年10月23日 更新!

陸屋根は雨漏りしやすい?その理由と対策 補修方法も解説!

2025年10月23日 公開 陸屋根のお家は雨漏りが多いことを知っていますか? 陸屋根は住宅やビル、工場などいろいろな建物で採用されています。一般的な三角形との大きな違いは勾配がないことですが、どうして雨漏りしやすのでしょうか? 今回は陸屋根が雨漏りしやすい理由や対策・補修方法を解説します。 目次陸屋根とは陸屋根が雨漏りしやすい原因陸屋根の雨漏り対策と補修方法経年劣化したらメンテナンス元々防水工事がされていないシーリングの劣化排水の詰まり陸屋根の防水工事のご相談は塗り達まで! 陸屋根とは 陸屋根とは、勾配がほとんどない平らな屋根の事で、平屋根とも呼ばれます。 屋上やバルコニーのように使ったり、室内の空間も無駄なく広く使えるため人気があります。 また屋根がないため下からの風の影響が少なく、台風などの強い形状とされています。 陸屋根が雨漏りしやすい原因 陸屋根が雨漏りしやすい原因は、特徴でもある「勾配が少ないこと」です。 切妻屋根などいわゆる三角屋根は頂点から軒へ向かって勾配があり、降った雨は自然と地面へ流れていきます。 これに対し、陸屋根の場合は勾配がほとんどないため降った雨がとどまりやすく、劣化した防水層やシーリングの隙間から雨漏りが起こりやすくなっているのです。 陸屋根の雨漏り対策と補修方法 陸屋根の雨漏り対策と補修方法についてみていきましょう。 経年劣化したらメンテナンス 陸屋根がある場合、通常は防水施工がしてあります。 しかし、紫外線に弱い防水層は経年劣化で防水機能が低下しやすいため、メンテナンスを行う必要があります。 元々防水工事がされていない また一昔前の陸屋根では、コンクリートで仕上げられて防水工事を行っていないこともあります。コンクリートはひび割れしやすく、現在では防水工事を行ったような防水機能はほとんどないことが知られています。 すでに雨漏りしている場合は、通気緩衝工法など下地の湿気を逃がすことができる方法での防水工事を行います。 シーリングの劣化 目地のシーリング材も劣化によってはがれや破談が生じると、隙間から雨が入り込みやすくなっていますので、打ち直しなどを行う必要があります。 排水の詰まり 陸屋根にも全く勾配がないわけではなく、排水のため少し勾配がついています。勾配を利用して一か所に集められた水は排水(ドレン)を通じて排水されますがドレンが詰まっていると長時間水が陸屋根の床にたまり、コケやカビの発生によって劣化が進行してしまいます。 こまめに清掃し詰まりをなくすほか、防水工事のメンテナンスをする際にはドレンの改修も一緒に行いましょう。 陸屋根の防水工事のご相談は塗り達まで! 陸屋根の雨漏り原因や対策について解説しました。 防水工事を行う際には、下地の状態を見極めて適切な方法で施工する必要があります。 陸屋根の防水工事屋メンテナンスのご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください。  

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2025年10月20日 更新!

すがもりとは?特徴や原因、雨漏りとの違いも解説

2025年10月20日 公開 「すがもり」という言葉を聞いたことがありますか? 関西の都心部ではあまりなじみがないかもしれませんが、雪が深い地域では冬になると起こりやすいお家の症状の1つです。 今回は雨漏りと混同されやすい「すがもり」について解説します。 目次すがもりとはすがもりと雨漏りの違い屋根や外壁の定期的な点検を! すがもりとは すがもりとは、屋根に降った雪が一度溶けて、凍ったために排水がうまくされず、接合部分から水が侵入してくる症状です。 「すが」とは東北の言葉で「氷」のこと。すが漏りとは雪解け水が原因の氷で漏水することを指します。 すがもりと雨漏りの違い 雨漏りとは、屋根や外壁・防水層などの劣化が原因で、雨が侵入する症状です。冬でなくても雨が降れば1年中起こり得ます。 すがもりも同じく水が浸入する症状ですが、劣化していなくても長期間水が溜まり続けることによって隙間から水が侵入してしまう点が雨漏りとは異なります。また冬に特有という点でも雨漏りとは違うといえるでしょう。 雨漏りしているのに屋根に異常がない、冬のみ起こるという場合はすがもりを疑いましょう。   屋根や外壁の定期的な点検を! すがもりについて解説しました。 雪が降らない地域や、雪どけ水がまた凍ってしまうような寒い地域でない限り、屋根からの水の侵入は雨漏りと考えられるでしょう。定期的な点検やメンテナンスで雨漏りは防ぐことができます!雨漏りの症状を見つけたらまずは早期点検をご依頼ください。  

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アルミテープ
2025年10月15日 更新!

雨漏りはDIYで直せる?できる範囲や注意点を解説

2025年10月15日 公開 雨漏りしたらプロの施工店に早期補修を依頼するのが一番ですが、中には自分で何とかできないかなぁと考える方もいらっしゃるでしょう。 DIYでの雨漏り補修は、失敗してしまうと雨漏りが拡大したりけがをしたりと取り返しがつかなくなってしまいます。むやみやたらに行うのではなくできる範囲・できない範囲や注意点を知ることが大切です。 今回は、DIYで雨漏りを補修する際の注意点や、補修できる範囲を解説します。 目次DIYで補修できる雨漏りDIYでの補修はおすすめしない雨漏りDIYでの雨漏り補修の方法防水テープやアルミテープでふさぐ樋の掃除を行うDIYでの雨漏り補修は簡易措置にとどめる雨漏り補修は塗り達まで DIYで補修できる雨漏り DIYで補修可能な雨漏りとは、「大雨や強風を伴う雨の時だけ起こる雨漏り」かつ「雨の侵入経路が1階である」ケースです。 例えば、1階の窓の雨が吹き込んでくる場合に雨漏りする、土砂降りの時だけ樋がオーバーフローするといった場合です。2階や屋根など高所で発生している雨漏りの場合は、危険なので絶対にご自分で補修を試みないようにしてください。 DIYでの補修はおすすめしない雨漏り DIYでの補修をおすすめしない雨漏りは、常時起こっている雨漏りや屋根など高所が発生源の雨漏りです。 前述のように屋根の上などは滑りやすく大変危険なので登らないようにしましょう。 また通常の雨や、小雨でも雨漏りが起こっている場合かなり進行していることが考えられます。 躯体が腐食してたり、耐久性に影響が出ていることも考えられるため、目に見えている部分の補修だけではなくお家の内部の補修を要するケースがあります。DIYでの補修は難しい範囲になってきますので、プロの施工店に依頼しましょう。 DIYでの雨漏り補修の方法 DIYで補修できる雨漏りの場合の補修方法と注意点をご紹介します。 防水テープやアルミテープでふさぐ サッシ廻りからの雨漏りの場合、テープを使って隙間をふさぐ方法が最もポピュラーです。 台風の前だけサッシ廻りを補強するように使うと、雨漏りを防ぐことができます。 樋の掃除を行う オーバーフローしている場合は、枯葉やごみなどの詰まりを取り除きましょう。水の力は大変強いのでオーバーフローが続くと樋が破損することがあります。 大雨や台風予報の前には、点検を兼ねて掃除するとよいでしょう。 DIYでの雨漏り補修は簡易措置にとどめる DIYでの雨漏り補修は、簡易的な処置にとどめておくことが大切です。あくまで一時的に雨漏りしないように処置するだけで、本格的な補修はプロの施工店に任せましょう。 雨漏りの補修は雨漏りの症状をとめるだけではなく、腐食している下地を補修したり、劣化が進行している部材を補修したりしながら、確実に雨の入り口を突き止めてふさぐ必要があります。 シーリングを打ったり、板を打ち付けたりして一時的に雨漏り症状が止まったとしても、完全に補修できていなければ引き続き雨漏りが進行します。時間がたてばたつほどひどくなるので、できれば一回で直し切りたいところです。 シーリングでガチガチに固めたり、板を打ち付けてしまうと、補修に入る際にそれらの撤去から始めなければいけません。 撤去費用も余計にかかってしまうため、むやみにシーリングを打ったりせず、簡易的な処置にとどめて施工店を呼びましょう。 雨漏り補修は塗り達まで DIYでの雨漏り補修は、大雨など一時的に起こる雨漏りに対して、隙間をカバーするなどの応急処置を行うことができます。 雨漏り自体は止まらなくても部屋の中に雨が入るのを防ぐことができるので、何もしないよりは効果があるでしょう。 本格的な雨漏り補修ならプロの施工店にお任せください! お問い合わせは下記よりお気軽にどうぞ            

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