塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

コロニアルとは?特徴や劣化症状まとめ l塗り達

2024年5月3日 公開

この記事では、コロニアルについて解説しています。

コロニアルは、当時のクボタ(現ケイミュー)が発売した屋根材の商品名です。

屋根材としてはスレートに分類されます。

(出典:ケイミュー コロニアル)

高いシェア率を誇ったため、スレートのことをコロニアルと呼ぶこともあります。

またケイミューが販売している「カラーベスト」もスレート屋根の1つで商品名です。

コロニアルの特徴

コロニアルは高耐久なスレート屋根で、耐久年数はおよそ20年といわれています。

この年数はあくまでメンテナンスを行った場合ですので、一度も塗装などをされないままでは20年は持たないと考えた方がよいでしょう。

また定期的なお手入れや無機塗料など高耐久の塗料を使うことで25~30年も耐久する製品もあるといわれています。

一般的に30年以上たつと建て替えるお家も出てくるため、メンテナンスしながら十分に使える屋根材だといえます。

コロニアルは、カラーバリエーションも豊富です。

スレート屋根に塗装を施した「化粧スレート」と呼ばれる屋根材で、お家のデザインや外壁の色との組み合わせも楽しめるので、人気があります。

 

コロニアルの劣化症状

化粧スレートであるコロニアルは表面に施された塗装が劣化します。

色褪せ・剥がれなどの症状が出ると、水をはじく力がなくなり

カビやコケの発生、割れ、雨漏りなどの症状につながります。

ご自宅を屋根はなかなか地上からは全体を確認しづらいものです。

約10年でこのような劣化症状が顕著になるといわれているため、築後10年くらいで屋根の調査をおすすめします。

 

コロニアルのメンテナンス方法

コロニアルは、塗膜のはがれを塗装でメンテナンスできます。

色あせで古くなった屋根が、塗装でここまできれいになります。

上手にメンテナンスすれば、長く使うことができるのがコロニアルです。

コロニアルのメンテナンスの注意点

普及率が高い屋根材ですので、ご自宅の屋根ももしかしたらコロニアルかもしれません。

コロニアルのメンテナンスで気を付けておきたいことは、アスベストについてです。

2006年より前に製造されたコロニアルにはアスベストが含まれている可能性が高いです。

アスベストは人体へは健康被害などの問題があり2006年より製造・使用が禁止されています。

しかし建材としてはとても優秀で、アスベストを含んだコロニアルの耐久性はとても高いのです。

2005年に製造されたものだと、今年で20年になりますが、まだまだ現役で使用されているものも多いのが現状です。

アスベスト含有のコロニアルは現状使用されているものに関しては撤去の義務などはありません。(葺き替え時にアスベスト飛散防止の処置をとる必要があります)

気を付けたいのは、2006年ごろに製造されたアスベスト使用禁止直後のコロニアルです。

それまで含まれていたアスベストがなくなったため、塗装に弱いという弱点を持っています。

古くなってきたしそろそろ塗装しようと塗料を塗ると、塗料に負けてバリバリとはがれてくる恐れがあるのです。

 

但し、元々耐久性がよくなく、製造から20年たった今も現役で使われていることは少ないかもしれません。

しかし、まれに現場で塗装できない屋根材であることが判明するケースがあります。

そのような場合は、塗装以外の方法でメンテナンスを行う必要が出てきますので、注意しましょう。

コロニアルのメンテナンスは塗り達にお任せ!

うちの屋根は大丈夫かな?今どんな状態かな?

そんな時は塗り達にご相談下さい!

塗り達では、最新のドローンによる屋根調査を無料で行っております。

塗り達 施工事例

普段見ることがない真上からのお家の様子を写真でご確認いただけます。

施工提案や見積も無料で対応!ぜひ塗り達にご相談ください

 

 

 

 

2025年10月22日 更新!

寒い季節の外壁塗装はできる?施工の注意点を解説!

2025年10月22日 公開 そろそろ11月が近づき、朝晩にヒヤッとした空気を感じることも増えてきました。 寒い季節の外壁塗装について、「冬は工事しない方がいいって聞いた」「工事はできないんでしょ?」といったお問い合わせをいただくことがあります。 外壁塗装工事には工事ができる条件などが決まっています。今回は寒い季節の外壁塗装工事について解説します。 目次寒い季節の外壁塗装工事は気温5度以上が必要寒い季節にかぎらず、工期が天候に左右される 寒い季節の外壁塗装工事は気温5度以上が必要 外壁塗装工事の施工には、気温5度以上が必要です。 塗装工事では、液体状の塗料を使って塗装を行います。塗料は乾燥する過程で下地に密着し耐久性を発揮しますので、乾燥のためにはある程度の外気温が必要になるのです。 国土交通省の公共建築工事標準仕様書では、安全や品質確保のための施工の条件や基準を定めており、その中に塗装工事に関する記載もあります。 国土交通省 公共建築工事標準仕様書 より抜粋 18.1.6 施工管理 (1) 気温が5℃以下、湿度が 85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。 ただし、採暖、換気等を適切に行う場合は、この限りでない。 (2) 外部の塗装は、降雨のおそれのある場合又は強風時は、原則として、行わない。 (出典 国土交通省 公共建築工事標準仕様書(建築工事編) 一般の戸建て住宅は公共建築には該当しませんが、塗装工事を行う場合は上記の施工条件を守って作業するのが基本となっています。 抜粋にあるように、 気温5度以下 湿度85%以上 結露 降雨 の場合は、塗料の乾燥に影響が出るため工事を行いません 冬の場合、気温のほかに湿度や結露などにも注意を払っておく必要がありますが、天気が良く気温も5度以上あれば寒い季節でも外壁塗装工事は可能です。 また冬でも夏でも、雨が降っているときや雨の直後で湿度が高いときなども、工事を行いません。 寒い季節にかぎらず、工期が天候に左右される 外壁塗装工事は屋外に工事のため、気温や天候に影響を受けやすい工事です。 そのため、天候によっては工期が大幅に伸びてしまうケースがあることを知っておきましょう。 京都や京都近郊でも寒い季節は氷点下を下回る日が続いたり、結露が発生する期間が長く続くことがあります。 施工品質を守るために、塗料の乾燥に影響がでる天候の場合は作業ができないため、寒い季節の工事は地域により工期が伸びることを考慮して工事の計画を入れましょう。  

MORE

2025年10月21日 更新!

屋根塗装でできる水ぶくれの原因とは?

2025年10月21日 公開 塗装工事では、施工の手順やルールに気を付けて行うことが大切です。 知識不足や手抜き工事のため、施工不良になることもあるからです。 今回は屋根塗装後にできる水ぶくれについて、原因や対処法を解説します。 目次屋根塗装で水ぶくれができる原因下地に水分蒸発によるもの乾燥時間の不足塗料の取り扱いに不備があった水ぶくれができてしまったら 屋根塗装で水ぶくれができる原因 塗装工事後に水ぶくれのようなものができることがあります。 実は施工不良のケースも多く、施工方法やルールを順守することで回避できます。 施工不良を含め、水ぶくれができる原因には次のようなことが考えられます。 下地に水分蒸発によるもの 屋根材が水分を含んでいる状態で塗装をすると、密閉した状態となり、下地の水分が蒸発する際に塗膜を押しあげて水ぶくれのようになることがあります。 乾燥時間の不足 下地の含まれる水分のほか、下塗りや中塗りなど塗装工程の途中で十分に乾燥できていない場合、塗料の水分が抜けられず水ぶくれを起こすことがあります。 塗料の取り扱いに不備があった 塗料は使う前に希釈(薄めて)します。 希釈率を誤ってしまった場合、施工不良となり水ぶくれの原因となることがあります。 また雨の日や湿気の多い日に塗装してしまった場合、塗料に余分な水分が混ざり水ぶくれとなってしまうケースがあります。 水ぶくれができてしまったら もし水ぶくれを発見したら、どうすればよいでしょうか? 塗装直後(1、2年)で水ぶくれが発生してしまったら、施工不良が考えられます。 塗膜に閉じ込められた水分や空気を抜いて、補修を行う必要があるためまずは施工店に連絡しましょう。    

MORE

2025年10月19日 更新!

屋根塗装は不要って本当?その理由や真偽とは?

2025年10月19日 公開 屋根の塗装工事はメンテナンス方法としておすすめですが、「屋根塗装が不要」といわれるケースがあります。 果たして本当なのでしょうか? 屋根塗装が不要といわれる理由や、その真偽について解説します。 目次屋根塗装が不要といわれる理由「塗装が不要」な屋根材もある塗装できないほど傷んでいる塗装ができない屋根材である「塗装は不要」は屋根材により本当のことといえる 屋根塗装が不要といわれる理由 屋根塗装が不要といわれる理由には、次のようなものがあります。 「塗装が不要」な屋根材もある 塗装工事とは、塗膜を新しくつけなおす作業を行います。 そのため、元々塗膜がない屋根材では「塗装が不要」といわれます。 塗膜がない屋根材とは、日本瓦など釉薬がかけられた陶器の瓦です。 お茶碗などと同様に、塗装されているわけではないので塗膜の劣化がなく塗装が不要なのです。 塗装できないほど傷んでいる 先ほど出てきたように、塗膜をつけなおす作業を行い屋根材を保護することが目的で塗装工事を行いますが、「塗装は不要」なほど屋根材自体が痛んでしまっているケースがあります。 塗膜の劣化を放置していると、屋根材の劣化が進行し、欠けや割れなど塗膜を付けても意味がないほど傷んでしまうのです。 塗装ができない屋根材である スレートの中には、塗装ができない屋根材が存在します。 初期のノンアスベストスレートと呼ばれる屋根材は、塗装工事によってさらに傷みが増すため、塗装が不要(塗装できない)屋根材として知られています。 ▶詳しくはこちらの記事をご覧ください 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ塗装NGの屋根材がある? 塗ってはいけない屋根材について l塗り達https://nuritatsu.com/blog/497982024年10月12日 公開屋根塗装は、塗料で塗膜を付け屋根材を保護するメンテナンス工事です。しかし、屋根塗装を行えない屋根材があるのをご存知ですか?屋根材すべてが塗装ができるわけではないのが現状です。今回は塗装NGの屋根材についてお伝えします。塗装ができない屋根材今回取り上げる塗装ができない屋根材とは、「本来ならメンテナンスとして塗装が有効だが、塗装ができないほど劣化がひどい、塗装によってもっと状態がひどくなる屋根材」を指します。塗装工事は塗料を新しくつけなおすことで新しい塗膜になり、屋根材... 「塗装は不要」は屋根材により本当のことといえる 屋根塗装が不要かどうかの判断は、難しいケースがあります。 特に劣化状態やノンアスベストスレートかどうかの判別は、施工店でも念入りに調査し判断しますので、難しいケースが多いでしょう。 今回ご紹介した以外のスレートや金属屋根、アスファルトシングル、モニエルなどの屋根材は、10年目くらいからメンテナンスが必要です。 「塗装が不要ときたけどうちはどうかな?」 そんなときは屋根塗装の施工店にご相談ください。 塗り達は、屋根の点検・メンテナンスのご相談・見積・施工提案など幅広く承っております。 お気軽にご連絡ください!    

MORE