塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

片流れ屋根は雨漏りが多い!?特徴やメリット・デメリットについて l塗り達

2024年11月21日 公開

屋根が片側方向に傾斜している片流れ屋根のお家は、デザイン性の高さから人気があります。

シンプルなデザインの住宅にもマッチする、屋根裏や室内を広く使える等のメリットがありますが、実は雨漏りリスクが高いという特徴があります。

今回は片流れ屋根の特徴や、雨漏りリスクについて解説します。

片流れ屋根の特徴

片流れ屋根とは、棟から軒までの傾斜が一方にだけある屋根のことを言います。

屋根の種類には切妻屋根や寄棟屋根、陸屋根などいろいろありますが、片流れ屋根もその中の1つです。

いろいろな屋根の形

中心の棟から軒に向かって両方向に傾斜がある切妻屋根の場合、棟部分は屋根が接合されている部分ですが、一枚物ではないためどうしても隙間ができてしまいます(雨漏り防止のために棟板金を設置します)

台風の時期に備えましょう l  京都府 宇治市 外壁塗装 屋根塗装 雨漏り 専門店 塗り達

片流れ屋根は棟の接合部分がない一枚物の屋根の形をしているのが特徴です。

片流れ屋根のメリット・デメリット

片流れ屋根のメリットやデメリットは次の通りです。

メリット

デザイン性が高い

平屋でもバランスを取りやすい

室内を広く見せられる

デメリット

軒が短いため外壁が劣化しやすい

雨漏りしやすい

屋根裏に湿気が溜まりやすい

 

見た目のシンプルさや建物の高さがない場合でもバランスを取りやすい点がメリットといえます。

デメリットでは、雨が直接外壁にあたるため劣化が早くなる、湿気が溜まりやすいなど雨に弱い点があげられるでしょう。

片流れ屋根に雨漏りリスクが高い理由

片流れ屋根には接合部分がないため、この隙間からの雨漏りリスクは他の屋根に比べると低いといえるでしょう。

しかし、片流れ屋根の雨漏りリスクが高いといわれる理由は、破風や野地板などの隙間からの雨漏りが起こるためです。

切妻屋根では棟で受けた屋根が両方向へ流れ、樋に伝わって地上へ運ばれるため、屋根から軒天や外壁へ伝わることはほとんどありません。

しかし片流れ屋根の場合は、傾斜方向に流れなかった雨が破風板から軒天に伝い、外壁との取り合いから侵入するケースがあるのです。

片流れ屋根の場合、雨樋が片方向にしかついていないことも原因の1つと考えられます。

 

片流れ屋根に使われる屋根材の種類

片流れ屋根では、軽量な金属屋根が採用されるケースが多いようです。

太陽光パネルを設置しやすいため、重量のあるパネルをのせることを考慮して軽量な屋根材が好まれるようです。

しかし、日本瓦や洋瓦でも1階部分だけなど片流れ屋根が採用されているケースもあります。

 

片流れ屋根のメンテナンス

片流れ屋根のメンテナンスでは、塗装工事のほか、軒天や樋、破風といった付帯部の劣化にも注意を払う必要があります。

先述のように、外壁との取り合いからの雨漏りが発生しやすいため、雨漏り補修やシーリングの増し打ちなどの補修も考慮します。

片流れ屋根のメンテナンスも屋根塗装専門店の塗り達にお任せ下さい!

2025年10月27日 更新!

屋根塗装の疑問を解決!よくある質問5選

2025年10月27日 公開 屋根塗装に関するよくある質問をまとめました。 初めて屋根塗装をお考えの方は是非参考になさってください。   どんな屋根でも塗装工事が必要なの? 屋根塗装は、塗膜を新しくする工事なので、塗膜が劣化する屋根材の場合は、メンテンナンス方法とし塗装工事が必要です。 塗膜がある屋根材とは、 ・スレート ・金属屋根 ・アスファルトシングル ・洋瓦(モニエル瓦) などです。 塗膜がなく塗装工事の必要がない屋根材としては、日本瓦があります。 日本瓦は釉薬瓦とも呼ばれ塗膜がない屋根材なので、塗膜の劣化が起こりません。 屋根塗装で雨漏りは直る? 塗装工事は塗膜を新しくつけなお工事です。雨漏りしている場合は雨漏りの原因を突き止めて、雨漏り補修が必要です。 塗膜の劣化によって雨漏りを引き起こすことはありますが、塗装工事では雨漏りは止まりません。 屋根からの雨漏りの場合は、屋根材の下に敷かれたルーフィングシートの劣化が考えられるので、シートの敷きなおしなど屋根工事が必要となります。 屋根の塗装ははしごでもできる? 屋根塗装工事は、高所作業のため必ず足場の設置が必要になります。 屋根に上がるだけではなく、屋根の上で安全に作業するため、塗料缶や刷毛など道具を持ち込み作業効率を上げるため、また塗料や高圧洗浄機の飛散をふさぐために養生を行うためにも足場が必要です。 屋根の塗装はどんな色でも選べる?性能もだいたい同じ? 多彩な標準色からお好きなカラーをお選びいただけます。お住まいの地域によって使える色が制限されていることがありますので、ご相談ください。 遮熱塗料の場合、濃い色よりも、淡い色のほうが遮熱効果が高いことが知られています。遮熱塗料にする場合の色選びも施工店にご相談ください。 屋根のメンテナンスは、塗装工事しかない? 塗膜をつけなおす塗装工事のほか、既存屋根の上から新しい屋根を葺く「カバー工法」、既存屋根を撤去し、新し屋根に葺き替える「葺き替え工事」、などがあります。 塗装工事ができない場合や、屋根材の劣化が激しい場合など、塗装工事をお選びいただけないケースもあります。屋根調査で施工提案できますので、お気軽にお問い合わせください。 その他屋根塗装のご相談・ご質問は下記までお気軽にご連絡ください。  

MORE

2025年10月24日 更新!

金属屋根のサビ・腐食は屋根工事でメンテナンス!施工事例を紹介

2025年10月24日 公開 金属の劣化症状の1つにサビがあります。 サビは金属の腐食とも呼ばれ、進行すると穴あきなど重大な損傷となって雨漏りの原因ともなります。 金属屋根でサビや穴あきが発生してしまった場合は、葺き替え工事など屋根工事が適切です。 こちらは、下屋根の板金屋根部分です。 劣化が進行し雨漏りも発生していました。 庇ではなく、屋根の下に作業スペースがあり雨漏りに困っておられたため葺き替え工事を行うことになりました。 板金を外した状態です。下地の木材も腐食しており、かなり長い時間水にさらされていたことがわかります。 このまま屋根材だけ取り換えても、耐久性は保証できないため、下地を貼るところからスタートします。 下地を貼ったら、防水性のあるルーフィングシートを貼ります。金属屋根でもスレートでも、雨漏りから屋根やお家を守っているのはこのルーフィングシートなのです。 ルーフィングシートの上から、新しい板金屋根を葺きます。 外壁との取り合い(接合部分)もしっかりと処置し、雨漏り補修プラス屋根のメンテナンス工事を行うことができました。 大屋根だけではなく、下屋根や庇など、一部分の屋根工事も対応可能です。 屋根のことならどんなことでも塗り達にご相談ください!

MORE

2025年10月23日 更新!

陸屋根は雨漏りしやすい?その理由と対策 補修方法も解説!

2025年10月23日 公開 陸屋根のお家は雨漏りが多いことを知っていますか? 陸屋根は住宅やビル、工場などいろいろな建物で採用されています。一般的な三角形との大きな違いは勾配がないことですが、どうして雨漏りしやすのでしょうか? 今回は陸屋根が雨漏りしやすい理由や対策・補修方法を解説します。 目次陸屋根とは陸屋根が雨漏りしやすい原因陸屋根の雨漏り対策と補修方法経年劣化したらメンテナンス元々防水工事がされていないシーリングの劣化排水の詰まり陸屋根の防水工事のご相談は塗り達まで! 陸屋根とは 陸屋根とは、勾配がほとんどない平らな屋根の事で、平屋根とも呼ばれます。 屋上やバルコニーのように使ったり、室内の空間も無駄なく広く使えるため人気があります。 また屋根がないため下からの風の影響が少なく、台風などの強い形状とされています。 陸屋根が雨漏りしやすい原因 陸屋根が雨漏りしやすい原因は、特徴でもある「勾配が少ないこと」です。 切妻屋根などいわゆる三角屋根は頂点から軒へ向かって勾配があり、降った雨は自然と地面へ流れていきます。 これに対し、陸屋根の場合は勾配がほとんどないため降った雨がとどまりやすく、劣化した防水層やシーリングの隙間から雨漏りが起こりやすくなっているのです。 陸屋根の雨漏り対策と補修方法 陸屋根の雨漏り対策と補修方法についてみていきましょう。 経年劣化したらメンテナンス 陸屋根がある場合、通常は防水施工がしてあります。 しかし、紫外線に弱い防水層は経年劣化で防水機能が低下しやすいため、メンテナンスを行う必要があります。 元々防水工事がされていない また一昔前の陸屋根では、コンクリートで仕上げられて防水工事を行っていないこともあります。コンクリートはひび割れしやすく、現在では防水工事を行ったような防水機能はほとんどないことが知られています。 すでに雨漏りしている場合は、通気緩衝工法など下地の湿気を逃がすことができる方法での防水工事を行います。 シーリングの劣化 目地のシーリング材も劣化によってはがれや破談が生じると、隙間から雨が入り込みやすくなっていますので、打ち直しなどを行う必要があります。 排水の詰まり 陸屋根にも全く勾配がないわけではなく、排水のため少し勾配がついています。勾配を利用して一か所に集められた水は排水(ドレン)を通じて排水されますがドレンが詰まっていると長時間水が陸屋根の床にたまり、コケやカビの発生によって劣化が進行してしまいます。 こまめに清掃し詰まりをなくすほか、防水工事のメンテナンスをする際にはドレンの改修も一緒に行いましょう。 陸屋根の防水工事のご相談は塗り達まで! 陸屋根の雨漏り原因や対策について解説しました。 防水工事を行う際には、下地の状態を見極めて適切な方法で施工する必要があります。 陸屋根の防水工事屋メンテナンスのご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください。  

MORE