劣化しやすい立ち上がりの防水工事施工について l塗り達
2024年12月16日 公開
戸建て住宅の防水工事では、ベランダやバルコニーなどの床に防水層を作る工事を行います。

防水工事の際に気を付けたいのが、「立ち上がり」部分の施工です。
この立ち上がりとはいったいどこの部分でしょうか?またどのような特徴があるのでしょうか?
立ち上がりと防水工事の施工について解説します。
立ち上がりとは?
立ち上がりとは、床と壁の境い目の部分のこと。

建築用語では、床から垂直に立ち上がっている部分の事を指します。
紫外線や雨風で劣化しやすい部分で、メンテナンスが必要な部位となっています。
べラダンやバルコニーなどの立ち上がりでは、いきなり外壁材になっていることは少なく、何センチ分か防水施工されており床とつながっています。

防水工事の際の立ち上がり部分の施工について
床ではないので防水工事はいらないのでは?思ってしまうかもしれません。
しかし、床にのみ防水工事を行っていると、大量に雨が降ったときや、横殴りの雨が降っているときなど、立ち上がり部分から雨が侵入してしまうことも考えられます。
そのため、FRP防水やウレタン防水では、床の防水層とシームレスになるように防水層を作ります。

立ち上がりの上に掃き出し窓がついているような場合は、サッシ廻りのシーリングも忘れずに行います。

シート防水の場合も隙間にシーリングを施すなどして雨の侵入を防ぎます。

立ち上がり部分の防水工事を行わないと起こるデメリット
防水工事を床面にだけおこない立ち上がり部分の施工やメンテナンスを行わないでいると、サッシ廻りからの雨漏りにつながります。
サッシ廻りから雨漏りすると外壁の内側に水が回ったり、窓枠が腐ったりするため、防水工事のメンテナンスでは必ず立ち上がり部分も含めて施工を行います。
しっかりメンテナンスしてお家の耐久性を高めましょう。
防水工事のご相談は塗り達までお気軽にどうぞ!









