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外壁塗装の艶なし塗料を選ぶメリットとは?耐久性や注意点も解説 

2025年5月10日 公開

 

艶なし塗料とは、塗料のツヤを抑えたりなくしたりした塗料のことで、ツヤ消し塗料などとも呼ばれます。

外壁塗装でもシックで落ち着いた印象になるため、艶なし塗料は人気がありますが、

「こんなはずじゃなかった!」

とならないよう、塗料の特徴やメリットデメリットについても知っておく必要があります。

今回は、外壁塗装で艶なし塗料を選ぶメリットや、耐久性への影響、注意点を解説します。

艶なし塗料とは?

艶なし塗料とは、塗料のツヤ加減を調整し、光沢を少なくしたりなくしたりした塗料の事です。

本来塗料にはつやがあり、塗ると光を反射してテカテカしています。

ここからツヤ消し剤を入れてツヤ加減を調整し、テカテカを抑えていったのが艶なし塗料です。

塗料 艶 3分艶

ツヤ消し剤の量によって、7分艶・半艶・3分艶・艶なし などツヤ加減を調整できます。

同じ色でもツヤ加減によって見え方が異なるため、塗料の色だけではなくツヤ加減もお好みを選ぶ方が増えています。

艶なし塗料のメリット

艶なし塗料のメリットには次のようなものがあります。

落ち着いた仕上がりになる

艶なし塗料の最大のメリットは、落ち着いたシックな仕上がりになることです。

色そのものが少々派手でも艶なし塗料にすると落ち着いた印象になります。

外壁塗装 3分艶

まぶしくない

艶あり塗料は表面がテカテカしているので、太陽光を反射し色によってはまぶしく感じてしまうことも。

艶なし塗料の場合光を反射する率が下がるので、ペンキ塗りたて!のようなまぶしさを感じません。

 

艶なし塗料のデメリット

艶なし塗料を選ぶ際に知っておきたいデメリットは次の通りです。

ツヤ消し剤は添加物であるため、塗料の性能が若干下がる

先述のように、艶なし塗料はツヤ消し剤を入れて作ります。このツヤ消し剤は塗料にとっては添加物でいわば余計なもの。

艶なし塗料は完全にツヤがない状態なので、相当量のツヤ消し剤を使います。

ツヤ加減を落とすと耐久性や性能も若干落ちることを知っておきましょう。

汚れが付きやすくなる

表面がつるつるでテカテカの仕上がりになる艶あり塗料では、汚れがついても雨がきれいに洗い流してくれますが、マットな仕上がりに艶なし塗料になると、少し汚れが落ちにくくなります。

暗い色は思ったより暗く見える

色の見え方は面積効果があり、小さな紙の上で見ている印象と、外壁など大きな面積に塗ったときでは見え方や感じ方に差が出ます。

艶なし塗料の場合、暗い色は思ったよりも暗く重く感じてしまうので、色選びの際には注意しましょう。

艶なし塗料のご相談は塗り達まで!

外壁塗装でつかう艶なし塗料について解説しました。

グレードの高い性能のより塗料を使う場合、ツヤ加減を落としすぎるとせっかくの高い性能が落ちてしまうため、性能とツヤ加減のバランスをみて決めることがおすすめです。

自分で決められない!実際にどの程度のツヤ加減なら好みか知りたい

そんな塗料のご相談は塗り達まで!!