外壁の吹付塗装とは?特徴や施工方法を解説
2025年5月25日 公開
外壁塗装の方法には様々なものがあります。
中でも吹付塗装は、仕上がりが特徴的でいろいろな表情の外壁を作ることができるので、個性的な外壁をご希望の方に根強い人気があります。
今回は外壁の吹付塗装について、その特徴や魅力についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
吹付塗装とは
吹付塗装とは、スプレーガンなどを使って塗料を吹き付けて塗装を行う方法です。
霧状になった塗料を吹き付けるので、滑らかな仕上がりになります。
また塗料に骨材などを混ぜて吹き付けることで、ザラザラや凹凸のある仕上がりになります。
混ぜる骨材や仕上げ方法によって次のような方法があります。
スタッコ
コンプレッサーで塗料を吹き付けて塗装を行う方法で、凸凹の表面に仕上がり重厚感があります。
塗膜が厚いため耐久性に優れ、ベタ塗りよりも陰影ができ立体感のある仕上がりになります。
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リシン
細かい骨材を混ぜた塗料を吹き付けてつくるリシン仕上は落ち着いた雰囲気の仕上がりに。和風住宅との相性が抜群です。
外塀や玄関柱など一部分だけに使用される方もおられます。
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吹付タイル
アクリル系の塗料を吹き付ける方法で、表面がつるつるしている凸凹面ができます。
ボンタイルとも呼ばれますが、いわゆる磁器タイルとは全く関係がない工法です。
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吹付塗装のメリット・デメリット
吹付塗装のメリット・デメリットも知っておきましょう。
メリット
- 画一的でない個性的な仕上がり
- 補修跡をわかりにくくできる
- 施工時間が短縮できる
- 複雑な形状でもきれいに仕上がる
吹付塗装のメリットは既製品のサイディングボードなどでは出せない独特の雰囲気や個性です。
色や吹付方を変えることで何通りもの仕上がりにすることができます。
またローラーや刷毛を使う塗装方法法に比べて、複雑な形状の外壁にも対応できます。
モルタル外壁の場合、クラックの補修跡なども隠しやすいので、メンテナンス時にも吹付工法を選択されるとまるで新しい外壁になったような仕上がりになります。
デメリット
- 塗料が飛散しやすい
- 凸凹面に汚れが溜まりやすい
- 仕上がりが職人の腕に左右される
吹付工法のデメリットは、塗料の飛散が多くなりやすいことです。そのためローラーなどで塗るより使用する塗料の量が多くなったり、飛散した塗料をふき取る手間がかかったりします。
また凸凹面に汚れが溜まりやすいので、淡い色を選択すると黒ずみやコケが目立ちやすくなります。
最近はサイディングボードを貼るだけの外壁仕上が増えていることから、吹付工法が得意な職人の数も減りつつあります。
そのため、いざ吹付工法をお願いしてもご希望の仕上がりにならないことも。100人いれば100通りの仕上がりになってしまう職人技が試される工法ともいえます。
吹付工法なら塗り達にご相談ください!
外壁の吹付塗装についてご紹介しました。
元々吹付塗装を行っている外壁のメンテナンスはもちろん、リフォームや中古住宅の改修などで吹付工法を選ぶ方も増えています。
塗り達は一級塗装技能士をはじめ、知識と経験、技術力が高い職人が多数在籍しています。
塗り替え工事だけではなく、新築の吹付工事も多数施工しておりますので吹付工法をご希望の方は是非一度ご相談ください。