パラペットは雨漏りしやすい?原因や対策を解説
2025年12月21日 公開
屋上や陸屋根があるお家では、雨漏り防止のため防水工事をしているでしょう。
床面の防水工事の劣化に加えて、気を付けておきたいのがパラペットからの雨漏りです。
実はパラペットは雨漏りが起こりやすい場所の1つで、定期的なメンテナンスや補修が必要です。
今回は雨漏りしやすいパラペットについて原因や対策について解説します。
パラペットとは
パラペットとは、屋上などの外周部に設置されている低い立ち上がりの事です。
転落防止と、屋上などから雨が下へ落ちるのを防ぐ目的で設置します。

立ち上がりがあることで降った雨がそのまま下へ落ちることを防ぎ、外壁などを汚すことなく排水口から排水できるようになっています。
またパラペットの上には、バルコニーの腰壁などにも取り付けられる笠木がつけられていることが一般的です。
パラペットからの雨漏りの原因
パラペットは床面から少し立ち上がっており床面と同じように防水工事が必要です。

こちらはルーフバルコニーの立ち上がり部分の防水工事の様子ですが、パラペットも同じように、立ち上がっている部分への施工が必要になります。
水はどんな隙間からでも侵入できてしまいます。そのため、防水工事はつなぎ目が多いほど雨漏りのリスクが高くなるともいえます。
パラペットや笠木などがあるために単なる床面だけの施工ではなく、隙間ができやすい形状になっているため、雨漏りのリスクが高い場所なのです。
また水が溜まりやすいため、排水溝の劣化も雨漏りの原因の1つとなります。

水がうまく排水されず、長期間たまり続けることで、防水層の劣化も進行し、隙間からの雨漏りにつながります。
パラペットからの雨漏りへの対策
パラペットからの雨漏りを防ぐためには、正しい防水工事の施工が必要です。
また床面をメンテナンスする際に、パラペットのメンテナンスも必ず行う必要があります。
四角い形の住宅では、見た目通りで陸屋根+パラペットというケースもあれば、片流れ屋根でパラペットがついているというデザインの場合もあります。

この場合は、屋根塗装にプラスしてパラペットや笠木などのメンテナンスも不可欠です。
付帯しているものが増えると、隙間や取り合いが増え、雨漏りのリスクが高くなります。
パラペット・防水工事のご相談は塗り達!
パラペットの雨漏りについてご紹介しました。
床面に劣化が見られなくても、雨漏りしている場合はパラペットや笠木からの守りを疑いましょう。
メンテナンスのご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください!









