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地震保険で外壁は補償されるの? I 京都市 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 塗り達

現場ブログ 2019.11.15 (Fri) 更新

みなさまこんにちは!
 
近年多くなってきていると感じる自然災害。
中でも地震は日本各地で頻繁に起こり、建物の耐震性も研究・技術革新が進んでいる分野です。
 
地震が起きて、自宅の外壁に亀裂が入った場合、修理や塗装に高額な費用がかかります。地震保険でカバーできるのでしょうか?

地震保険とは

昔からある損害保険の1つに火災保険があります。
火災によって建物や家財が被害にあった場合に、保険金を支払うことで補償するというものです。
地震保険は、火災保険に追加やセットで加入するという形で、その補償の範囲を地震による被害にまで拡大する保険です。
 

地震保険で補償されるもの

地震で外壁にひび割れなど被害があった場合、被害状況に応じて補償されます。
 
被害状況とは、
・全損
・大半損
・小半損
・一部損
といった区分です。
 
これは、保険会社に保険金の請求をすると被害状況を確認するためにやってくる鑑定人が調査して査定を行います。軸組や基礎、屋根そして外壁等を基準に、明確な査定基準があります。

補償される金額は

上記の区分に応じて、それぞれ時価額の100%~5%の金額が補償されます。
時価額とは、建物の再調達価格(おなじものをもう一度購入した場合の金額)から、使用や経過年数によって消耗分を控除した金額のことを言います。
 

支払われないケース

地震保険の被害区分である一部損にも該当しない軽微な損害や、原則として地震発生の翌日から10日以上経過後に発生した損害 は補償対象外になるケースが多いようです。
 
10日以上経過ごに派生した損害とは、外壁のひび割れが2次被害として発生してしまったようなケースです。
 
日数が経つと、その損害が地震による直接的なものなのか、そうでないのか区別が難しくなるため、地震による被害と認めらるのが難しくなる場合があります。
ただし、補償できるかどうかはケースバイケースでなので、地震保険に加入している場合は、一度保険会社に問い合わせてみるのがいいでしょう。
 

地震保険の意義

ひとたび大規模な地震が発生すると、震源地や周辺地域に多大な被害がでます。
そして、多数の保険契約者から請求が集中することが予想されます。
1度に多額の保険金を支払うことが保険会社には難しくなることが想定されるため、適正な分配が最優先となるのです。
 
地震保険は「被災者の生活の安定」を目的としてるので、建物や家財の損害すべてを補償するものではありません。
地震保険で支払われた保険金で、まったく同じ家を建て直す(家財を購入する)ことは難しく、生活を建て直すための資金と位置づけられているのです。