足場はどうして必要なのか、その理由をみてみよう!
2022年8月1日 公開
外壁塗装の工事費用を見積りしてもらったのに、
塗装以外の項目にかかる費用が気になられたことはありませんか?
お客様からのお声でよく耳にするのが、
「足場代ってこんなに高いの?」
「足場ってそもそも本当に必要なの?」
といった内容です。
初めて外壁塗装工事を依頼されたというお客様にとっては、
見積りの中の「足場代」について疑問を持たれるのは自然なことだと思います。
外壁塗装の一般的な工事費用の相場は、80万~120万円です。
決して安い買い物ではありませんので、
削れる部分は削りたいと思われる方が多いと思います。
しかし「足場」を組み立てる工事は、外壁塗装にとって
欠かすことのできない存在です。
今回は、そんな「足場」の必要性についてお話ししたいと思います。
足場はなぜ必要なのか??
では、なぜ外壁塗装工事に足場が必要なのか、見ていきましょう!
①現場の安全性を高めるため
お住まいの外壁を塗装する際、高所での作業が伴います。
職人さんは、家の2階部分や屋根の上から落ちてしまうといった
危険と隣り合わせで作業をしています。
施主様に安心して工事をご依頼いただくためにも、
まずは現場の職人さんが安心して安全に作業を進めることのできる
そんな環境をつくることが大事なのです。
足場があるということは、高所でも体制を崩しにくくなります。
足元だけではなく、手元も自由に動かせますので、
工具が落ちてしまった時や、体制が崩れたときにも受け身がとりやすくなるのです。
平屋でも2メール以上の高所作業の場合は、
「足場(作業床)」を設置して作業するということが
労働安全衛生法でも義務付けられているんですよ💡
②高所の作業が安定することで、作業効率があがる→工事の品質があがる
足元の不安定な脚立などで作業をするよりも、作業の効率はぐんと上がります。
高所の作業しにくい場所でも足場があれば、
塗り残しなど無く、キッチリと塗料を塗ることができるのです。
プロの職人さんでも足元が不安定だと持っている技術を
最大限に発揮できなくなってしまいます。
安全な足場を組むことは、最高品質の施工をお届けすることに繋がるのです。
③現場周辺を守る。近隣の住民への配慮
家の周りに足場を組み立て、そこへ飛散防止ネットを設置します。
外壁塗装の工事中は、高圧洗浄機によって洗浄する際の水しぶきや、
旧塗膜のはがれ、外壁に付着していた汚れなどが飛び散ってしまうため、
飛散防止ネットで防ぎます。
ご近所のみなさまにご迷惑をかけてしまうことがあってはいけませんので、
足場にネットを張り、トラブルが起きないよう細心の注意を払いながら、
塗装工事を進めていきます。
いかがでしたか??
このように足場を設置することで、塗装工事中の安全を守り、
工事の品質を上げることができるのです。
もし、外壁塗装の現場で足場が無かったら・・・
危険なうえ、ご近所のご迷惑になってしまう可能性があります。
施主様にとっても周りの皆さんにとっても、現場の作業員にとっても
一番良い工事のカタチは足場を組むことかもしれませんね