幕板とは? 役割や特徴を解説 l塗り達
2023年7月11日 公開
この記事では幕板について解説しています。
「幕板(まくいた)」は、境界的な役割を持つ横長の幅の広い板の総称です。
住宅においては、外壁に取り付けられた1階と2階の境目にある帯状の板の部分を指します。
幕板の役割
装飾
幕板は装飾的に用いられることがあります。外壁においては1階部分と2階部分で色を変えたり、幕板でアクセントをつけたりすることもあります。
美観・補強のため
外壁材がサイディングボードなどの場合、大きさが決まっている板状のものを貼り合わせていくので、幕板でつなぎ目を隠して補強する役割があります。
逆にモルタル外壁の場合はつなぎ目がないので地上から軒天部分まで幕板を付ける必要がなくなります。
幕板の材質
幕板に使われる材質には下記のようなものがあります。
・ケイカル板
・トタンやアルミニウムなど金属系
・窯業系
・木材系
いずれも、経年劣化が起きますので、メンテナンスは必要になります。
幕板のメンテナンス
塗膜のはがれや少しのサビ等であれば、ケレンし塗装を行うことでメンテナンスになります。
また、幕板と外壁の隙間から雨漏りすることもあるので、シーリングが劣化している場合は補修を行います。
幕板が割れていたり、剥がれ落ちているような、劣化具合が進行しているケースでは、幕板を取り替えるかカバー工法などもあります。
永久的に耐久するものは現在のところ存在しないので、外壁塗装などで足場を組む際に一緒にメンテナンスすることをオススメしています。