ガラスマットを使った防水工事とは?FRP防水の特徴やメリットを解説 l塗り達
2024年1月26日 公開
防水工事にはいろいろな種類があります。中でも防水層をガラスマットで作るFRP防水にはメリットがたくさんあります。
本記事では、FRP防水について特徴やメリットをご紹介します。
FRPとは
FRPは「Fiberglass又はFiber Reinforced Plastics」の略で、日本語では繊維強化プラスチックといいます。
プラスチックにガラス繊維を混ぜ、強度を高めた素材です。
FRPは耐久性に優れており、貯水槽やバスタブ、船舶、自動車など様々な場所で使われています。
FRP防水の特徴
FRP防水は、耐久性に優れたシームレスな防水層を作れることが特徴です。
ガラスマットは様々な形に簡単に成型できるので、真四角ではない複雑な形の場所でも簡単に施工できます。
耐食性・耐水性耐・耐熱性に優れており、軽くて丈夫な防水層を作れます。
FRP防水のメリット・デメリット
FRP防水には次のようなメリットがあります。
防水性が高い
耐久性の高いFRPを使うことに加え、つなぎ目のない防水層を作ることができるため、高い防水性を誇ります。
軽くて丈夫
FRPが非常に軽量なため、築年数の古い住宅などでも重さに耐えることができます。
工期が短い
乾燥待ちの時間が非常に短く、ほかの防水工事に比べても短い工期で施工が完了します。
トップコートは乾燥に数時間要しますが、工事全体で1~2日で終わってしまいます。
逆にデメリットには次のようなものがあげられます。
工事費用がやや高い
ウレタン防水に比べると費用がやや高くなります。
広い木造の下地には不向き
FRPの防水層は硬く、伸縮性が乏しいため広い場所でかつ木造の場合は不向きです。
下地の伸縮に防水層が対応できず、ひび割れなどが起こりやすいからです。
FRP防水はこんな場所に向いてる!
FRPが向いている場所は次の通りです。
・人の出入りがある場所(ベランダやバルコニーなど)
・重いものを置く場所(室外機など)
・長い工期は困る、よく使う場所
戸建て住宅ではベランダやバルコニーなどによく採用される方法です。
逆に広くて人の出入りがあまりない場所(屋上など)は別の方法のほうが向いているといえます。
防水工事も塗り達にお任せ!
FRP防水について解説しました。
防水工事は、施工場所や下地の種類・状態に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
塗り達では、防水層のメンテナンスや新しい防水層の形成など、防水工事も行っています。
外壁塗装や屋根塗装と一緒にお家まるごとメンテナンスなら塗り達にお任せ下さい!