野地板とは?役割や特徴を解説 l塗り達
2024年4月20日 公開
この記事では、野地板について解説しています
野地板とは、屋根の下地になる板のことで、垂木の上に貼られます。
野地板の素材と特徴
野地板には厚さ9mm~12mmほどの構造合板を用います。屋根の使う構造合板は耐水加工されているものを採用することで雨漏りのリスクが下がります。
また準防火地域、防火地域、屋根不燃区域では、耐火合板の使用が義務付けられています。
屋根の構造
屋根は垂木と呼ばれる骨組みがあり、その上に野地板を貼ります。
さらにルーフィングシートを重ね、その上に一番外側に見える屋根材(瓦やスレートなど)を葺きます。
ルーフィングシートは防水シートであり、屋根材の下に入ってきた雨が室内に入らないように敷かれています。
大切な役割があるルーフィングシートを支えているのが野地板です。
屋根材の劣化、ルーフィングシートの劣化によって、野地板が腐食すると、その下の垂木もボロボロになってしまいます。
ここまでくるとかなり雨漏りが進行しているため、野地板や垂木から作り直す補修が必要になります。
野地板は、葺き替え工事やカバー工法でも新しくします。
ルーフィングシートや屋根材を新しくしても、土台の野地板が痛んでいると、たわみや雨漏りの原因になってしまいます。
雨漏り等なければ、野地板の寿命はおよそ50年ともいわれます。
定期的に屋根材をメンテナンスすることで長く使い続けることができます。