外壁塗装で使う足場はなぜ必要?その理由と重要性について l塗り達
2024年5月8日 公開
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外壁塗装を依頼するとき、見積に必ず入っているのが「足場代」です。
足場は工事期間中だけ組み立てて使うものなので、もったいな~い!と思う方もいるかもしれません。
しかし、足場は外壁塗装工事に欠かせない重要なものです。
本記事では、足場の重要性とその理由について解説します。
目次
足場とは
足場は、建築工事やリフォームなどでの高所作業で、職人が足をかける場所と作業する場所を確保するために組み立てる仮の設備です。
外壁塗装で使う足場は、ビケ足場と呼ばれるものが多く、単管を組み立てて足場をかけて作ります。
ハンマー一本で組み立ての解体もでき、以前使われていた丸太足場に比べると安全性も高い足場です。
足場はなぜ必要?
足場は
- 職人の安全確保のため
- 作業効率を維持するため
に必要です。
職人の安全確保
ビケ足場が普及するまでは、高所作業に丸太足場を使っていました。
しかし、バランスを崩しやすく、両手に塗料缶や刷毛を持って移動しながら作業を行う職人の安全性は低いものでした。
よい工事をするためには安全が最優先されます。職人の足場を確保し、安全に工事を行うために不可欠なのです。
作業効率の維持
高所の作業であれば脚立を使う方法もあります。
しかし、外壁塗装は一か所のみ塗れば終わりではなく、家の周りの外壁全面に施工する必要があります。
脚立で高所へ上り塗装を行って、手が届かないすぐ隣の外壁を塗装するときには、一度したまでおり脚立を移動させて再度上りまた塗装をする・・・
これを4面繰り返すとなると、相当な手間と時間がかかります。作業効率を確保するためにも足場で安全に移動できることは必須なのです。
足場がないとどうなる?
仮に足場を組まないで工事を行った場合、次のようなデメリットが考えられます。
工事期間が長くなる
先述のように作業効率が悪くなるため、外壁塗装の一般的な工事期間である10日~2週間では工事は終わらないでしょう。
足場がないので圧迫感は少ないかもしれませんが、いつまでも工事が終わりません。
職人の安全が確保されない
お家をきれいにするために行う工事で職人がけがをする可能性が高まります。
作業している職人の安全確保は最優先です。施工店としても職人が安全に仕事ができる環境を作ることは義務です。
塗り残しなど施工不良が発生するリスクが高まる
脚立で作業を行うと、細かい部分や高い場所などきれいに仕上げるのが難しくなります。
せっかく工事を行ったのに、塗り残しや塗りムラなど仕上がりが残念になるのは避けなければいけません。
法令違反になるケースも
足場の設置は労働安全衛生法でも定められています。
第五百六十三条(作業床)
事業者は、足場(一側足場を除く。第三号において同じ。)における高さ二メートル以上の作業場所には、次に定めるところにより、作業床を設けなければならない。(一部抜粋)
戸建て住宅の2階部分ですと、高さは2m以上になりますので、事業者(施工店)が足場を設置することは義務となっているのです。
足場がない工事を進める施工店には注意
上記のような理由から足場は外壁塗装工事には必須です。
敷地内に足場が組めない場合でも、必ず別の方法で安全確保の措置を取ります。
「足場なくても工事できますよ」と進めてくる施工店には注意しましょう。
足場代を節約できると飛びついてしまうと、工事中や工事後にトラブルになりかねません。
見積の段階で足場の説明をきちんと受けて契約しましょう。
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