防水工事のサンディング 何のために行う? l塗り達
2024年9月28日 公開
防水工事では、サンディングと呼ばれる作業を行うことがあります。
防水工事を行う床面を機械などを使って研磨するのですが、何の目的で行っているかご存知ですか?
本記事では、防水工事におけるサンディングについて解説します。
防水工事時のサンディングとは
防水工事の際に行うサンディングとは、既存の防水層の表面の目荒らしの事です。
サンダー(電動グラインダー)やサンドペーパーなどを使って表面をざらざらにします。
サンディングを行う理由
サンディングは特にFRP防水のメンテナンス時に行います。
その理由は、トップコートを完全にはがしてから新しいトップコートを付ける必要があるからです。
サンディングで表面(トップコートの面)を削り、さらにアセトン拭きを行います。
アセトン拭きとはアセトン(シンナーの一種)をウェスなどに含ませて油膜をふき取る作業の事です。
トップコートを完全に取ってから施工をしないと密着が悪くなり施工不良の原因になります。
サンディングはFRP防水のメンテナンスをする際に欠かせない作業です。
このほか、防水層のひび割れなどがある場合は、割れてしまった膜を取り除くためサンディングを行い下地調整を行います。