防水工事はDIY可能?手順や注意点を解説
2025年2月1日 公開
ベランダやバルコニーの防水工事は経年劣化で防水層の機能が弱まるため、定期的なメンテナンスが必要です。
「防水工事のメンテナンスを自分でできないかな?」
「外壁塗装みたいにDIYでメンテナンスしたい」
そんな方に向けて、今回は防水工事のDIYについてご紹介します。施工の注意点も解説していますので、ぜひご一読ください。
防水工事をDIYできる範囲
DIYでメンテナンスが可能な防水工事は、
ウレタン塗膜防水とFRP防水のトップコートの塗り直し です。
トップコートは防水層が痛まないように一番上に塗る保護剤のようなもので、紫外線で劣化しやすく5~7年に一度塗り替えが推奨されています。
トップコートの塗り替えの注意点
トップコートの塗り替えは、
- 下地の防水層がまだ機能していること
- 雨漏りしていないこと
を見極めて行う必要があります。
もしすでに雨漏りが起こっていたり、防水層もメンテナンスしないといけない時期に来ている場合は、トップコートだけ塗り直しても意味がないからです。
そもそも防水工事とは?
防水工事は、下地に雨水がしみ込まないように防水層をつくる工事です。
防水層を作る方法は、
- ウレタン塗膜防水
- FRP防水
- シート防水
などいくつかあり、施工場所の状態によって適切なものを選択して施工します。
どの方法であっても経年劣化は起きますので、定期的なメンテナンスが必要です。
防水工事は専門的な工事
防水工事の施工は防水施工技能士という国家資格があるほど専門的な工事です。
特に防水層の施工には技術が必要で、防水層がうまく形成されていないと、雨漏りリスクが高まります。
防水工事のDIYを行う場合はトップコートの塗り替えにとどめ、防水層の工事が必要な場合はプロの施工店に任せた方がよいでしょう。
防水工事のDIYに必要なもの
防水工事のDIYでトップコートの塗り替えを行う場合に必要な道具には次のようなものがあります。
- ローラー
- 刷毛
- 塗料を入れるバケツ
- 掃除機
- 高圧洗浄機
- 養生テープ
- ビニール手袋
- トップコート
これらの道具はホームセンターなどで手に入ります。
施工前にはゴミや汚れを取り除くことが必要です。高圧洗浄機はあればベターですが、ない場合はホースの水で洗い流してから施工しましょう。
トップコートの塗り替え事例はこちらもご覧ください。
防水工事のDIYが大変だと思ったら、専門店にお任せ!
防水工事のDIYについて解説しました。
防水工事のDIYは可能ではありますが、防水層が機能しているか見極めたり、雨漏りしていないか確認したりする必要があるため、少しでも大丈夫かな?と思ったらプロの施工店に調査を依頼しましょう。
メンテナンスを行っていても思わぬところで雨漏りしている可能性もあります。せっかくのメンテナンス機会が無駄にならないように、ぜひ施工店にご相談ください。
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