外壁塗装の艶ありのメリットは?艶なしの違いについて
2025年2月4日 公開
外壁塗装で使う塗料は、色味のほかに艶(つや)加減も選べることが一般的です。
艶あり・艶消し・3分艶などのツヤ加減を調整することによって、色の見え方や全体の雰囲気もご希望に近いものに仕上がります。
今回は、基本となる艶ありの塗料について、メリットや艶調整した塗料との違いなどを解説します。
艶あり塗料の特徴
艶あり塗料は、選んだ色味がそのまま出るので、発色がよく見える特徴があります。
光沢がありまるで新築のような仕上がりになり、くすみなどが一新します。
艶の調整方法
塗料の艶の調整方法は、つや消し剤を混ぜていくというもの。
元々の艶ありの塗料につや消し剤を少しずつ混ぜていき、艶加減を調整します。
つや消し剤は、塗料にとっては添加物です。そのため基本がツヤありで、艶なしや3分艶は添加物が含まれた塗料ということになります。
艶あり塗料のメリット
艶あり塗料のメリットには次のようなものがあります。
耐久性が高い
塗料の耐久性は、シリコンやフッ素など成分によるところが大きいですが、同じシリコン塗料の中でも艶なしよりもツヤありのほうが耐久性が高くなります。つや消し剤という添加物が含まれていない方が塗料の性能がそのまま発揮され、耐久性が高くなるためです。
光沢がある
艶あり塗料は光沢があり、ピカピカと輝いて見えます。劣化症状の1つであるチョーキングは光沢が失われ貯^九の粉がついたようなマットな質感になってしまうので、施工前と施工後の違いに驚くでしょう。
汚れが付着しにくい
表面がつやつやの仕上がりになるので、つや消しよりも汚れが付着しにくくなっています。
艶なし塗料との違い
艶なし塗料と艶あり塗料の違いは、仕上がりと耐久性です。
艶ありの場合、光をすべて反射するので、お色味によっては白っぽく見えたりまぶしく感じたりすることも。
艶なし塗料は、光の反射を抑えてくれるので、見え方が異なってきます。
艶ありか艶なしかは、下地の材質によっても相性があるので、好みの問題にはなりますが、あまりテカテカしたのは好みではないという場合は、ツヤ加減を調整したものも検討しましょう。
メリットの項でもあったように、ツヤ加減を調整するために添加物を入れるので、艶なし塗料に比べると艶あり塗料のほうが耐久性は上です。
性能の良い塗料を選んでもつや消し塗料にしてしまうと、思ったより持ちがよくなかったという事例もあるので、艶加減を調整すると耐久性に影響があることも知っておきましょう。
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