防水工事に天気は関係ある?施工できない条件とは
2025年3月4日 公開
防水工事は屋外でおよそ2日~1週間ほどかけて行う工事なので、その間いつでも天気がよいとは限りません。
「防水工事に天候は関係ある?」
「雨の日に工事すると不具合がある?」
今回は、防水工事と天気について解説します。
防水工事の種類によって天気は関係あり
防水工事の施工方法にはいくつかの種類があり、雨でも工事が可能な施工方法もあります。
シート防水
シート防水は、あらかじめ作られた防水シートを敷いていく工事です。
多少の雨なら施工できます。
ウレタン塗膜防水
ウレタン塗膜防水は、液状のウレタンを塗って硬化させ防水層を作る方法です。
液状ウレタンに水が混ざってしまうと施工不良の原因になるため、雨の日は施工できません。
FRP防水
FRP防水は、繊維強化プラスチックを敷いて、その上から液状の不飽和ポリエステル樹脂を含侵させて防水層を作ります。ウレタン塗膜防水と同じように硬化させる必要があり、雨の日に施工すると硬化に不具合が生じます。
防水工事を雨の日に行うデメリット
防水工事を雨の日に行うデメリットは、施工不良になることです。
ウレタン塗膜防水やFRP防水の場合、液体を硬化させて防水層を作ります。この防水層の形成がうまくいかないと中途半端な防水機能しかもたない防水層が出来上がってしまいます。
また防水工事を行うと、上から降ってくる雨はもちろん施工方法によって下地からの湿気もシャットアウトしてしまいます。
下地に雨が残った状態でフタをするように防水層を作ると、蒸発してきた水分の出口がなくなり防水層を押しあげて膨れの原因になります。
正しい防水工事で耐久性の高い防水層を作りましょう
防水工事と天気の関係について解説しました。
防水工事も塗装工事も屋外の工事ですので、多少なりとも天気の影響を受けます。早く終わらせたいからと雨の日まで急いで工事をしてしまうと耐久性の低い、質の悪い工事になってしまいますので、但し施工条件を守った工事ができる施工店を選んでくださいね。
施工実績や口コミなどを参考にしてみてください。
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